毎日新聞 2014年2月8日朝刊 
 
 日弁連:新会長に村越進氏 任期は4月から2年
 
 任期満了(今年3月)に伴う日本弁護士連合会の会長選は7日、投開票が行われ、第一東京弁護士会の村越進氏(63)が、東京弁護士会の武内更一氏(56)を破り、新会長に内定した。任期は今年4月から2016年3月までの2年間
 
 当選には、全体得票で相手を上回った上で、52の地方弁護士会のうち3分の1超(18会以上)で勝利する必要がある。仮集計結果によると、村越氏が1万1672票を獲得して武内氏の4169票を上回り、51会を制した。村越氏の得票数は現在の選挙制度になった1975年以降では最多。一方で、投票率は46.64%で過去最低だった。
 
 村越氏は、現会長で東京弁護士会の山岸憲司氏(65)の路線継承を掲げ、現在は2000人程度となっている司法試験の年間合格者について「速やかに1500人以下とし、さらに減員すべきだ」と主張。弁護士の活動領域拡大などに取り組んでいくと訴えていた。
 
 記者会見した村越氏は「社会と(弁護士)会員の期待に応える実現力のある日弁連をと訴えてきたスローガンを着実に進めていきたい」と話した。武内氏は「司法制度改革の見直し」を訴え、法科大学院制度や裁判員制度の廃止を主張、年間合格者数は「500人程度に減らすべきだ」としていた。【伊藤一郎】
 
 

平成26年度同27年度日本弁護士連合会会長選挙開票速報

2014年2月7日(金)、平成26年度同27年度日本弁護士連合会会長選挙の投票及び開票、仮集計結果。
 
日弁連HP