ローザンヌ国際バレエ、日本の高校生が1・2位
朝日新聞デジタル 2014年2月2日02時48分
熊川哲也さんや吉田都さんが輩出したローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が1日夜、スイス西部ローザンヌであり、長野県松本市在住で松本第一高校2年の二山治雄(にやまはるお)さん(17)=白鳥バレエ学園所属=が採点1位となり優勝した。
日本人では、横浜市青葉区在住で横浜翠陵高校1年の前田紗江(さえ)さん(15)=マユミキノウチバレエスタジオ所属=が2位、モナコ公国モンテカルロ在住の加藤三希央(みきお)さん(18)=モナコ王立グレースバレエアカデミー所属=が6位入賞。このコンクールでの日本人優勝は、2012年の菅井円加さん以来2年ぶり。
二山さんは受賞後、「なんて言ったらいいかわからない。本当に緊張した。ここまで支えてくれた家族に感謝したい」と述べた。審査委員長を務めたケイ・メイゾウさん(米ニューヨークシティバレエの元プリンシパル)は「音感豊かに踊れていたことが高く評価された。テクニックにも強いダンサーだ」と評した。
このコンクールは15~18歳だけが参加でき、「将来性」を審査することで知られる若手ダンサーの登竜門。42回目の今回は、295人がDVD審査に臨み15カ国の70人が本選に出場。この日の決勝には20人が進んだ。上位6人は、世界の有名バレエ学校やバレエ・カンパニーへ1年間無料で通える。生活支援金として1万6千スイスフラン(約180万円)も支給される。二山さんは、米サンフランシスコのバレエ学校を希望している。
2位の前田さんは「夢のようでまだ実感がわかないがすごくうれしい。今日は自分らしく楽しんだ」。6位の加藤さんは「出来はまあまあでしたが、自分の中では楽しめたので良かったです」と話した。(ローザンヌ=前川浩之)
ローザンヌ国際バレエ 長野の高2、二山さんが優勝
2位に横浜の前田さん
2014.2.2 07:37 [欧州]
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ローザンヌ国際バレエコンクールの授賞式で祝福される、優勝した二山治雄さん(手前)=1日、スイス・ローザンヌ(共同)
若手バレエダンサーの登竜門として知られる第42回ローザンヌ国際バレエコンクール最終選考が1日、スイス西部ローザンヌで行われ、長野県松本市の松本第一高校2年、二山(にやま)治雄さん(17)が優勝した。日本人の優勝は2012年以来、2年ぶり。日本人男性としては1989年に最高賞の金賞を受賞した熊川哲也さん以来の快挙とみられる。
2位には横浜市の高校1年、前田紗江さん(15)、6位にもモナコ在住の加藤三希央さん(18)=東京都出身=がそれぞれ入賞。入賞者6人のうち3人が日本人だった。
二山さんは授賞式後「すごくびっくりして言葉にならない」と驚きを表現。「お客さんに楽しんでもらえるようなダンサーになりたい」と抱負を語った。
同コンクールは、世界的に活躍するバレエダンサーの熊川さんや吉田都さんらを輩出した。
(共同)