11/6午後8時、 沖縄から福島へとPTSDの診療に駆け回る蟻塚亮二さん。
NHKハートネットTVで放映されます。
<被災地の福祉はいま 第3回 相次ぐ新たな“こころの病”> 
 
  2013年11月6日(水曜)午後8時~8時29分 再放送11月13日 午後1時5分~1時34分

 原発事故から2年半が過ぎた福島で、いま、 これまでみられなかった新たな"こころの病" に苦しむ人が次々と現れています。11月特集・第3回は、 原発被災地で起きている"異変"と、 その治療に取り組む精神科医たちの取り組みを追います。

 福島県相馬市にある「こころのケアセンターなごみ」。 原発事故後に崩壊した相双地域の精神医療体制を再構築しようと、 新たな拠点として開設されました。今年4月、 院長として赴任した蟻塚亮二医師は、ある事実に気づきました。 震災直後は何ともなかったのに、 いまになって震災体験のフラッシュバックなどに襲われる、「 遅発性PTSD」が、週に3~4ケースも見つかっているのです。 さらに"うつ"とは診断されないものの「 慢性的な気分の落ち込み」が続き、 生活が崩壊したり自殺が危惧されるケースも相次いでいるといいま す。 精神科医たちが直面する深刻な実情、そして、 新たに始まった手探りのケアを取材します。