新生信託銀行グループも暴力団融資
 
 子会社間の提携ローン
 
 新生銀行の当麻茂樹社長は31日の記者会見で、信託子会社の申請信託銀行と信販子会社のアプラスの提携ローンで、暴力団員ら反社会的勢力への融資が十数件あったことを明らかにしました。
 今夏に実施した取引の点検作業で判明。当麻社長は「(融資の)入口で反社会的勢力であるかどうかチェックするシステムが不十分だった]と述べました。
 みずほ銀行以外の大手行グループで、信販会社を介した反社会的勢力への融資が明らかになったのは初めて。
 提携ローンはアプラスの審査に基づき、申請信託が自動車購入代金などを融資する仕組み。申請信託は契約に基づきすでに、問題融資の肩代わり返済をアプラスから受けました。再発防止策として新生銀は31日からアプラスと反社会的勢力の情報共有を開始しました。アプラスは新生銀行のほか、地方銀行など十数校とも提携ローンで協力関係にあります。これら各行もプラスを介した融資の洗い直しを行うとみられます。 しんぶん赤旗2013年11月1日
 
 
毎日新聞 2013年10月31日 23時19分

新生信託銀行:暴力団融資が発覚

 新生銀行は31日、子会社の新生信託銀行(東京)が系列の信販会社アプラスを通して実行した融資で、暴力団関係者など反社会的勢力との取引が十数件見つかったと発表した。
 この取引は、アプラスが審査を担い、新生信託が融資する仕組み。みずほ銀行の暴力団融資問題を受け、新生信託が事後的に融資先をあらためて調べたところ、十数件の問題融資が見つかったという。
 新生信託は、アプラスに返済を肩代わりさせる形で反社会的勢力との取引を解消。現在はアプラスが問題融資の債権の回収を進めている。(共同)