米が、国連自由権規約委員会第4回米国政府報告書審査をドタキャン! 
 
  本日10月11日、国連自由権規約委員会のホームページの情報によると、自由権規約委員会第109回期(10月14日~11月1日)中の17日と18日に審査を受ける予定だった第4回国政府報告書審査について、「アメリカ政府報告書審査がキャンセルされた。2014年3月(未確定:正確な日付を確認する)まで延期されたことをご承知おき下さい。」と報じています。
 米国からの延期の要求は2013年10月10日に自由権規約委員会と事務局にあり、委員会は同日承認。
 
 委員会と事務局は、 関係者各位宛で、USAは、現在進行中の政府のシャットダウンが原因でそのような要求をすることになったとし、政府代表が出席する審査・会議に参加を予定していた市民とNGOに申し開きをしています。

 自由権規約委員会は、米国審査を行う予定だった10月17日(木)の午後と18日(金)午前中に、パレ·ウィルソンの会議室にて自由権規約の第9条(※※)、 自由と人間の安全保障について討議を行う予定だと発表しました。
 
 来週から始まる第109回期自由権規約委員会では、下記各国政府報告書の本審査とともに、後半には政府報告書の予備審査も予定されており、10月31日に日本政府第6回報告書予備審査が行われます。
 
 言論・表現の自由を守る会は、日本政府の予備審査に向け10月24日に国連人権高等弁務官事務所の会議室で開催予定の、自由権規約委員に対する情報提供の意見交換会で「人間の安全保障」について発言します。
 
◇ 政府報告書本審査の日程と審査を受ける国
10月14日:ボリビア(第3回)、16日:ジブチ(初回)、【17日午後・18日午前:米国(第4回)の予定でした】、21日:モーリタニア(初回)、22日:モザンビークⅧ初回)、24日:ウルグアイ(第5回)
 
◇ 政府報告書の予備審査(※)を受ける国
10月31日(木):日本、アイルランド、ラトビア、ブルンジ、スーダン
 
 予備審査とは: 自由権規約第40条の規定に基づいて、国連自由権規約委員会に提出された条約批准済みの各国政府報告書に対する市民社会=NGOや市民のカウンターレポート(反論と現状報告・告発)と現地でのロビーイングをふまえて、自由権規約員会として当該国の政府に対して、質問書を提示し、本審査までに回答を求めます。
 日本政府の次回:第6回本審査は、2014年7月にジュネーブで行われる予定です。
 
※※ 自由権規約 第9条
1 すべての者は、身体の自由及び安全についての権利を有する。何人も、恣意的に逮捕され又は抑留されない。何人も、法律で定める理由及び手続によらない限り、その自由を奪われない。
 
2 逮捕される者は、逮捕の時にその理由を告げられるものとし、自己に対する被疑事実を速やかに告げられる。
 
3  刑事上の罪に問われて逮捕され又は抑留された者は、裁判官又は司法権を行使することが法律によって認められている他の官憲の面前に速やかに連れて行かれるものとし、妥当な期間内に裁判を受ける権利又は釈放される権利を有する。裁判に付される者を抑留することが原則であってはならず、釈放に当たっては、裁判その他の司法上の手続のすべての段階における出頭及び必要な場合における判決の執行のための出頭が保証されることを条件とすることができる。
 
4 逮捕又は抑留によって自由を奪われた者は、裁判所がその抑留が合法的であるかどうかを遅滞なく決定すること及びその抑留が合法的でない場合にはその釈放を命ずることができるように、裁判所において手続をとる権利を有する。
 
5 違法に逮捕され又は抑留された者は、賠償を受ける権利を有する。
 
 
 ynaited nations HUMAN RIGHTS Offis of commissioner for HUMAN RIGHTS  
 
HUMAN RIGHTS COMMITTEE
 
The review of the United Sates of America has been cancelled
 
To whom it may concern,
Please be advised that the review of the USA, which was scheduled to be reviewed during the Human Rights Committee's 109th session, has been postponed until March 2014 (exact dates to be confirmed).
A request for a postponement from the USA was made on 10 October 2013 and accepted by the Committee on the same day. The USA highlights its regret at having to make such a request, which is due to the ongoing government shutdown.
The Committee and the Secretariat regret the inconvenience this will cause, in particular to members of civil society who had made arrangements to attend and participate in the meetings.
FYI instead of the USA review, the Committee will continue its consideration of its draft general comment on article 9, of the ICCPR (liberty and security of person), during the afternoon of Thursday 17th October and the morning of Friday 18th, in the ground floor conference room of Palais Wilson.