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『都庁 もうひとつの政府』が岩波新書として刊行されたのは、1991年。
この年、都庁は丸の内から新宿に移転し、鈴木俊一都知事は最後の4期目に入りました。
しかし、このころからバブル経済がはじけて財政が逼迫し、都政も大きな転換を迫られます。
そして都知事は青島幸男、石原慎太郎へとかわり、石原都政は2012年まで続き、
さらに猪瀬知事に継承させてしまった。
 

内容紹介

人口三○○○万首都圏の中心にそびえる東京都庁.一国の政府にも匹敵する規模でありながら,その内側はほとんど知られていない.いったい都政の舵とりは,どこでどのように行われているのか.政策マンとして十数年都庁に勤務した著者が,知事職,人事,予算編成,政策形成,議会と選挙などの実情を明らかにし,明日の都庁と都政を考える.
 
 
  
   
 
■著者紹介
佐々木信夫(ささき・のぶお)
1948年岩手県生まれ。80年早稲田大学大学院政治学研究科修了。89年慶應義塾大学法学博士。東京都庁勤務を経て、89年聖学院大学教授。94年から中央大学教授。専攻は行政学、地方自治論。著書は、『自治体の改革設計』(ぎょうせい、2002年)、『市町村合併』(ちくま新書、2002年)、『都市行政学研究』(勁草書房、1990年)、『現代都市行政の構図』(ぎょうせい、1985年、日本都市学会賞受賞)ほか多数。
 
 
 東京都庁のホームページ
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