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2013年7月23日朝放送
:中国の労働「矯正」制度
中国の高等裁判所で、異例の市民側の逆転勝訴
今月15日中国湖南省の高裁は、NHKなどのマスコミに裁判を公開
労働「矯正」制度は、1950年代にソ連に倣った専制政治の一部
中国で最も非人権的制度の一つと批判されている
政府に反発する市民を
逮捕状や裁判などの刑事司法手続きなしで、
警察当局の一存で、
懲役刑のような強制収容所での労働を強制する制.度。
最大4年間拘束でき、
数万人が300か所以上で収容されている。
「労働『矯正』制度は中国が警察国家である証拠だ。」と中国の弁護士は言う。
この違法性を訴えた市民が逆転勝訴
ネット世論が中央メディアを動かして、被害を受けた市民の収容9日目に釈放。
収容されたことに対して行政訴訟を起こし、
高裁で逆転勝利し、
(日本円にして)約4万円の賠償金の支払いを命じた。
政府側の非を認めた高裁での異例の判決