6月初めに開催された日本看護協会の総会で、2人目の看護師(東大阪市)の中皮腫を発症し死亡が労災認定されたことの報告があり、「協会ニュース6月15日号」では下記の記事を掲載しています。
手術や検査・処置などで清潔作業する際に滅菌したゴム手袋を使うのは医師や看護師ですが、 タルクをまぶして再生利用するための仕事によって吸引する職員の方が石綿を吸引する危険性が高く、この仕事は中規模以上の病院では、ほとんど無資格の看護助手さんたちがこの作業を行っていたのではないかと思います。
手術や検査・処置などで清潔作業する際に滅菌したゴム手袋を使うのは医師や看護師ですが、 タルクをまぶして再生利用するための仕事によって吸引する職員の方が石綿を吸引する危険性が高く、この仕事は中規模以上の病院では、ほとんど無資格の看護助手さんたちがこの作業を行っていたのではないかと思います。
日本看護協会は「不安のある方は、早めにお近くの専門医療機関にご相談ください」と本人の申請町ではなく、47都道府県の看護協会とともに、厚生労働省を動かし、当時担当していた全職員の調査を実施する事が急がれています。
「タルク使用で中皮腫の看護師に2例目の労災認定」
大阪府東大阪市の看護師が、過去の勤務中のアズベストを含むタルク使用が原因で悪性胸膜中皮腫を発症・死亡したとして、東大阪労働基準監督署が労災を認定しました。医療現場のタルク使用による労災認定は2例目です。
タルクは、医療用ゴム手袋を再利用する際にまぶしていた白い粉で、1980年代(※ということは1990年ごろ)まで一般的に使用されていました。現在は、アスベストを0・1%以上含むタルクの製造や使用は禁止されています。
大阪府東大阪市の看護師が、過去の勤務中のアズベストを含むタルク使用が原因で悪性胸膜中皮腫を発症・死亡したとして、東大阪労働基準監督署が労災を認定しました。医療現場のタルク使用による労災認定は2例目です。
タルクは、医療用ゴム手袋を再利用する際にまぶしていた白い粉で、1980年代(※ということは1990年ごろ)まで一般的に使用されていました。現在は、アスベストを0・1%以上含むタルクの製造や使用は禁止されています。
厚生労働省によれば、アスベストにさらされてから中皮腫発症までの期間は20~50年といわれています。過去に業務でタルクを使用し健康状態に不安のある方は、早めにお近くの保健所・産業保健推進センター、労災病院などの専門医療機関にご相談ください。
■厚労省HP「アスベスト(石綿)情報:石綿に暴露する業務に従事していた労働者の方へ」
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