3月24日(日)午後10時~ETV
アンコールシリーズ第2回:ウクライナは訴える(2012年9月23日放送)
アンコールシリーズ第2回:ウクライナは訴える(2012年9月23日放送)
ウクライナ政府報告書は『未来のための安全』と題して、
4半世紀を過ぎたチェルノブイリ事故の実態報告で、深刻な健康被害を明らかにしています。
「自立記録センター」には、236万4538人が登録され、
健康と被曝の因果関係を追跡し、
「非常事態省」では被災者情報が丁寧に一括管理されています。
30キロ圏の立入は制限され、
60キロ圏でも甲状腺ガン、白内障、心臓疾患、脳血管障害などの発症が増加しています。
現場を担ってきた医師団は、放射線被曝を根拠とする230万人のデータを明らかにしています。
原発爆発から26年後、成人の発症が増え、最も危惧されるのが、
事故後15、6年で生まれた子どもたちの現状で、
甲状腺などの内分泌疾患が48%、
骨格異常が22%、
全校生徒485人中、14人しか正規の体育授業ができない。
小学7年生の少女は「血圧は160、時々、意識を失う」と言い、保健室の教師は、「1日3回も救急車を呼ぶことがある」と。
事故当時、まだ生まれていなかった子どもたちの惨状が報告され、
大人も子どもも発症が止まらないのは、被曝し続けている状況に原因していると。
現地の医師や教師は、「今のままでは、悪化をくいとめられない」「研究はまだこれから」と。
福島のこどもたちと人々のいのちと健康を守るために、移住の権利を保障し、
就学支援とセットにした移住を急げ!
(社会権規約11条、12条、13条)