布川国賠裁判 第1回裁判
検察・警察は冤罪の責任をとれ!
3月21日午後2時東京地裁103号法廷 記者会見と報告集会

記者会見であいさつする桜井昌司さん
「悪いことをした国と県は絶対に裁かなければならない」
志布志事件の川畑さん、足利事件の菅家さん、狭山事件の石川さんと大阪や全国各地から、桜井さんの意見陳述の応援に支援者が駆け付け、百人の傍聴席はたちまちあふれてしまいました。
弁護団は訴状概要をパワーポイントを使って説明し、弁護団と桜井さんが意見陳述を行い、桜井さんの陳述がおわると会場から大きな拍手が起こりました!
裁判長は、一切制止しませんでした。
次回期日は、6月26日午後2時に決まりました。
布川事件とは・・・
櫻井昌司さんと杉山卓男さん(事件当時18歳と19歳)が、1967年茨城県利根町布川で起きた強盗殺人事件の犯人として誤って無期懲役の刑を受け、29年間の獄中生活を強いられた冤罪事件です。
二人は強要されて自白しましたが、裁判当時から無実を訴え続け、仮出所後に起こした第2次再審請求で、やっと再審請求が認められ、ついに2011年5月24日、再審無罪となりました。
この事件について、なぜこのようなことが起こったか、何の検証もされていません。検察・警察は今もなお2人が犯人であると言い続けています。
櫻井さんは、なぜこのようなことが起きたか、その責任を追及したいと、2011年11月12品東京地裁に国家賠償請求の訴状を提出しました。