危険手当のピンハネを許すな!労働者として扱え!
 
被ばく労働を考えるネットワーク主催
2月28日、除染労働問題 環境省・厚労省交渉
 
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 除染・被曝労働政府交渉 楢葉町の女性涙の激訴
 
 警戒区域内の除染作業に対して環境省は、発注先に危険手当として1人1万円を支給していることになっていると説明したが、実際には、4次5次の末端で実際に除染作業を行っている労働者には渡っていない事が、参加した除染労働者8人の証言によって明らかになった。
 誰もも受けとっておらず、危険手当の支払いを求めた。
 
 「環境省はゼネコンに危険手当を払っているというが、私たちは誰一人受けとっていない。賃金は1万円そこそこにしかならない。これはゼネコンの詐欺ではないか。税金を使う国の事業でそんなデタラメが許されるのか。環境省は発注者責任があり、調査・指導を徹底してほしい」と訴えた。
 
 担当の環境省職員は「ゼネコンには指導している。そのあとの発注は民間同士の取引なので・・」と口をにごした。
 
 除染労働者らは3月1日、元請けの鹿島JVや鹿島の同族会社で1次下請けのかたばみ興業、東京電力100%出資子会社の2次下請け業者「尾瀬林業」、三次下請け「電光警備保障」と東電本社に対して抗議行動を行った。
 
 以下、3月1日の抗議行動の報告メールより。
 
 今日、田村市除染での危険手当不払い問題で、元請・鹿島建設、一次下請・か
たばみ興業(鹿島グループ)、二次下請・尾瀬林業(東電100%子会社)、東電の
計4社に、団交や危険手当の支払いに応じるよう要求し、社前行動を行いまし
た。
 争議当該7人のほか、各地から応援が駆けつけて総勢90人の行動となりま
した。
 鹿島、かたばみ、東電は、いろいろ渋りながらも一応要求書を受け取りました
が、一番ひどいのは尾瀬林業で、社の入り口を閉めて居留守を使い、要求書の受
け取りどころか、対応すらしようとしませんでした。
 
 この行動について、共同通信が報道してくれています。
 「東電子会社に支払い要求 除染手当不払いで」
 
 また、朝日新聞の青木さんが、東電の定例記者会見でこの件を質問してくれま
 したが、担当者が申し入れ自体を承知していないので確認するという返答でした。
 ちなみに録画は以下のサイトから見られます。
 定例会見2013/3/1(金)の35から。