福島の子どもに高血圧症 中1年生で9倍に増加!
140mmHg超が前年の9倍に
福島県が行った県民健康管理調査で、子どもの高血圧症が増加していることが判明した。2011年には中学1年生で、最高血圧が140mmHgを超える子どもが、前年に比べ9倍に増えていた。
小児生活習慣病予防検診を比較
福島県では、福島第一原発事故の影響を監視するため、県民に対する健康管理調査が実施されている。13日に開かれた第10回「県民健康管理調査」検討委員会では、「平成23・24年度県民健康管理調査「健康診査」の実施状況について」とする資料が配布された。
同資料には、子どもの健康状態を過去と比較するデータも記載されている。「過去に行われた小児生活習慣病予防検診との比較」とする項目では、小学4年生と中学1年生について、2008年~2011年までのデータが並べられた。
それによると、収縮期血圧(最高血圧)で140mmHgを超える中学生1年生は、2010年には0.1%だったが、2011年には0.9%と9倍に増加していることが分かった。
拡張期血圧(最低血圧)では、90mmHg以上の小学4年生は2010年までは見つかっていなかったが、2011年には1.3%も現れていた。
同資料には、子どもの健康状態を過去と比較するデータも記載されている。「過去に行われた小児生活習慣病予防検診との比較」とする項目では、小学4年生と中学1年生について、2008年~2011年までのデータが並べられた。
それによると、収縮期血圧(最高血圧)で140mmHgを超える中学生1年生は、2010年には0.1%だったが、2011年には0.9%と9倍に増加していることが分かった。
拡張期血圧(最低血圧)では、90mmHg以上の小学4年生は2010年までは見つかっていなかったが、2011年には1.3%も現れていた。
セシウムで心筋、血管にダメージ
チェルノブイリ事故では、セシウムにより心臓の筋肉や血管に対するダメージが観察された。ウクライナでは5000ベクレル~15000ベクレル/㎡の汚染地域に住む子どものうち、55.2%に早期のアテローム性動脈硬化症状がみられている。
この症状は血管に粥(かゆ)状の老廃物がたまって、血流が悪くなるもの。通常は中高年以上の成人が発症し、高血圧の原因にもなる。
摂取したセシウム137の総量と血圧が相関関係にある、とする報告もあり、現在も放射性物質の放出が続く中、高線量地域に住む子どもたちの健康が心配される。
この症状は血管に粥(かゆ)状の老廃物がたまって、血流が悪くなるもの。通常は中高年以上の成人が発症し、高血圧の原因にもなる。
摂取したセシウム137の総量と血圧が相関関係にある、とする報告もあり、現在も放射性物質の放出が続く中、高線量地域に住む子どもたちの健康が心配される。
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