たんぽぽ舎です。【TMM:No1700】
2012年12月20日(木)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
GHQに押しつけられた憲法という言い方は、間違っている
| 理想的な平和憲法だ
| 自民党の憲法改正案は、基本的人権も表現の自由も
| 主権在民も否定している
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
自民党や維新の会は現在の憲法はGHQ(連合軍総司令部、実質は米軍)に押しつけられた憲法だから改正すべきと言っています。
まず米軍に押しつけられたのは憲法だけではありません。無条件降伏、東京裁判、戦犯処刑、日米安保条約、地位協定、沖縄の基地、オスプレー等々限りなくあります。
その中でなぜ憲法だけ改正すると主張するのか、おかしいと思いませんか?
自民党が発表した「日本国憲法改正草案」について、12月20日の朝日新聞に高橋源一郎氏の批判が載っています(論壇時評 民主主義の行方 憲法改正の「アート」な世界)。
「基本的人権」が目の敵にされています。
「表現の自由」が否定されています。
「主権在民」が否定されています。
GHQは日本人が再びファシズムに支配され戦争の準備をしないように、こうした基本的人権に目覚めるように理想的な平和憲法を日本に持ち込んだのです。
当時の軍部は戦犯として裁かれる恐れから反対しませんでしたが、官僚達は猛反対しました。それを市民が押し返し成立させたのでした。今でも官僚達は反対しています。官僚達や自民党は帝国主義ファシズムの時代を再現するために国民を再び無権利状態に置こうとしているのです。