当会ブログ9月19日付の転載記事
「学校に言論の自由を!」裁判 控訴審第三回(証人尋問)報告<その1>
9月11日、第三回控訴審口頭弁論(東京高裁)で、土肥先生側の証人は、都教委の主張を全面否定。
(都教委の主張
①土肥校長は定時制の職員会議で名前を呼んで個別的職務命令を出した。
②土肥校長は日常の教職員とのコミュニケーションが悪く、教職員の意向を把握していないため、
(都教委の主張
①土肥校長は定時制の職員会議で名前を呼んで個別的職務命令を出した。
②土肥校長は日常の教職員とのコミュニケーションが悪く、教職員の意向を把握していないため、
職員会議で意向を確認することを主張している。
③土肥校長の業績はオール「C」で、非常勤教員試験受験者790人中790番である、等
③土肥校長の業績はオール「C」で、非常勤教員試験受験者790人中790番である、等
に対して25日、「やす」さんから以下のコメントと質問・ご意見をいただきました。
裁判に対する貴重なご意見と情報であるため、土肥さんにお伝えしたところ下記のお返事をいただきました。
コメント欄では埋没してしまうため、土肥さんのご了解をいただき記事として掲載させていただきます。
-・-・- 「やす」さんのコメントと質問ご意見 /9月25日付け -・-・-・-・
国旗国歌の通達により都立高校で初めて職務命令がだされました
個別的職務命令は個々の教員に校長と副校長で渡すようにと支持がありました
細かい渡し方や受け取らない場合のマニュアルが示されました
しかし実際には教員の机上に配ったりメールポストに入れることもありました
職員会議でも校長は「卒業式をよろしくお願いします」というだけの学校もありました
当時人事部の管理主事を経験した校長が個別的職務命令を出さなかったこともありました
この校長にはおとがめなしでしたね
個別的職務命令は個々の教員に校長と副校長で渡すようにと支持がありました
細かい渡し方や受け取らない場合のマニュアルが示されました
しかし実際には教員の机上に配ったりメールポストに入れることもありました
職員会議でも校長は「卒業式をよろしくお願いします」というだけの学校もありました
当時人事部の管理主事を経験した校長が個別的職務命令を出さなかったこともありました
この校長にはおとがめなしでしたね

2012/9/25(火) 午前 7:13 [ やす ]

「校長が全教員の意向や考え方を理解しているから職員会議で改めて意向を聞く必要はない」という都教委の考えは全く現状を示していません
校長室から出ない校長がほとんどですから校長が教職員と話す時間を調査すれば分かります
校長と教員が顔を合わせるのは職員会議だけでした
事務室、トイレで顔を合わすことはありました
何週間も学校で顔を合わせない校長もいました
現在は授業観察・面接(学期に1回)くらいのものでしょう
学校行事や部活動の活動に顔を見せない校長は現在も多いと思います
一度調査すればどうですか
校長室から出ない校長がほとんどですから校長が教職員と話す時間を調査すれば分かります
校長と教員が顔を合わせるのは職員会議だけでした
事務室、トイレで顔を合わすことはありました
何週間も学校で顔を合わせない校長もいました
現在は授業観察・面接(学期に1回)くらいのものでしょう
学校行事や部活動の活動に顔を見せない校長は現在も多いと思います
一度調査すればどうですか

2012/9/25(火) 午前 7:24 [ やす ]

土肥校長の業績がオールCというのはどう考えてもおかしいですね
教員への評価では相対評価で校長には20%のC評価を出すように強制されています
特別昇給の順位が付けられませんから
そもそも都立高校では一つでもC評価をつける教員はあまりいません
それからもう一つC評価した教員は校長がたいへんです
都教委から指導の経過が求められるからです
したがってこのような教員がいる場合には3年後に異動させようと考えます
したがって教員への評価が厳密に行われているということはありません
土肥校長の場合には管理主事が評価します
当時の管理主事は誰でしょうか
明らかに都教委トップからの指示でしょう
このあたりも裁判で明確にするとどうでしょうか
教員への評価では相対評価で校長には20%のC評価を出すように強制されています
特別昇給の順位が付けられませんから
そもそも都立高校では一つでもC評価をつける教員はあまりいません
それからもう一つC評価した教員は校長がたいへんです
都教委から指導の経過が求められるからです
したがってこのような教員がいる場合には3年後に異動させようと考えます
したがって教員への評価が厳密に行われているということはありません
土肥校長の場合には管理主事が評価します
当時の管理主事は誰でしょうか
明らかに都教委トップからの指示でしょう
このあたりも裁判で明確にするとどうでしょうか
2012/9/25(火) 午前 8:13 [ やす ]
-・-「やす」さんのコメントと当会メールに対する土肥さんからの返事メール・-・-
控訴審第三回報告を「会」のブログに掲載いただき、また「やす」さんからのコメントを転送していただきお礼を申し上げます。
コメントを読んで、「やす」さんは都立高校の現場をよく知っている人だと(恐らく都立高校の現職の教員)思います。
「やす」さんのコメントに対する、私の意見を書かせていただきます。
①業績評価で「C」はあまりつけない。その通りです。しかも非常勤教員の採用選考での業績評価は、60才~65才の雇用保障もあるのでほとんど「C」はつけない。
②内部告発者については、私も定時制教員も定時制副校長に間違いないと思っていますが、あくまでも憶測です。
③人事部の管理主事経験者はその時で退職したのでおとがめは結果的にありませんでした。ただもう一人個別的職務命令を出さない校長(都立新宿高校)がいて、
その方は都立町田高校に異動し、校長・教員からは明らかに左遷人事だとみられていました。
④都立高校だけでなく、全国の学校で教職員の意向を把握している校長はいません。(小規模校は別です)
これからもよろしくお願いいたします。