第48回放送フォーラム
番組制作者と語る「ラジオの力」
ラジオをめぐる環境は大きく変わっています。その中で、今人々がラジオに求めているのは、聴取者が単なる受身とされるメディアではなく、自らの意思を反映できるメディアへの変化ではないでしょうか。
ラジオ放送の果たしている役割、その力について3人の報告者とともに考えます。
「ラジオ深夜便」は心のネットワーク
西橋正泰氏(NHKラジオ深夜便元アンカー)
放送開始以来22年、「ラジオ深夜便」は200万人を超える聴取者に支えられています。
長い間、関西発「深夜便」のアンカーを務めてきた西橋さんは、リスナーから届く便りは、「ひとりひとりの現代史」と考えています。
アンカーとして、人々が生きてきた思いとどうかかわろうとしたのか、語ってもらいます。
聴取者とつくるニュース~「私も一言 夕方ニュース」の試み~
佐滝剛弘氏 (NHKラジオセンター 元ディレクター)
5年前、「ラジオルネサンス」を謳って創られたNHKラジオの「私も一言 夕方ニュース」。
従来のラジオニュースでは考えられなかった、聴取者の疑問や要望をニュースに生かす参加型のニュースでした。試行錯誤しながら今に至った制作現場の体験を語ります。
======<特別報告> 3・11災害報道とラジオ============
小田桐誠氏(ジャーナリスト)
新聞、テレビが途絶えた被災地で、人々の情報源は、コミュニティFM、臨時災害
放送局を含めたラジオだけでした。生きていくための情報とは何か、東北各地に
取材した小田桐さんが見た、ラジオの力とその役割の報告です。
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報告後の討論: ラジオのあり方、ラジオに何ができるか考える。
日時 2012年9月1日(土)13時30分~16時30分
場所 千駄ヶ谷区民会館集会場
(JR原宿駅下車、山手線沿いに新宿方向へ。道なりに進み、明治通り千駄ヶ谷
小学校交差点1本手前の道右入る。徒歩10分。地下鉄神宮前駅も利用可)。
主催 放送を語る会
協賛 日本ジャーナリスト会議
メディア総合研究所