堺市議会 ひき逃げで2回の辞職勧告決議
 
 飲酒・ひき逃げ事故を起こし、堺市議会から2回の辞職勧告決議を受けたにもかかわらず議員を続けていた元「大阪維新の会」の西井勝市議〔69〕は7日、吉川敏文議長に辞職届を提出しました。市議は同日、本会議で辞職を認めました。
 
 西井氏は1月、飲酒運転し、大阪狭山市で、安全を確認せず交差点を左折。ミニバイクと衝突し、運転する女性にけがを負わせ、そのまま逃走しました。
 橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」は「除籍」にとどめ、同氏を議員に居座り続けさせました。日本共産党が提案した辞職勧告決議案は3月23日、5月21日の2度とも全会一致で可決。裁判所も4月11日、道路交通法違反と自動車運転過失傷害罪で懲役10か月執行猶予3年を命じました。
 
 議会運営委員会によると、同氏の1~3月の政務調査費は返されたものの、議員報酬は返されていません。