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  午後5時を回って、国連ビルの展示も閉館となり、エンパイアステートビルまで歩こうと、
正門前を通りかかったところ、国連プレスの新聞記者さんに声をかけられました。
「日曜日なのに?」と尋ねたところ、
急きょシリア問題で午後3時から安全保障理事会が開催されたため、
安保知理を取材して、5時に終了したのでこれから帰るところとのことでした。
 
 
ちなみにアメリカでは、28日はメモリアルデーのため、基本的に国連も休みのため、
多くの記者は3連休となり、金曜日から4連休をとる記者も多いようです。
 
※メモリアルデーについて
 
 
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夜の国連本部
 
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午後9時を回っていましたが、海外メディアがシリア問題を自国に報じていました。
 
  以下、TBS news 転載記事
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 シリア中部で政府軍によるとみられる攻撃が行われ、市民100人以上が死亡したことを受けて、国連安全保障理事会は27日、非公開で緊急会合を開き、強く非難する声明を発表しました。

 会合では、シリアからのビデオ回線を使い、国連シリア監視団のムード団長が、今回の攻撃で子ども49人を含む108人の死亡が確認されたことを報告。これを受けて安保理は、この攻撃を強く非難する、報道向けの声明を全会一致で採択しました。

 「国連監視団によって確認された今回の殺害を、安保理理事国は考えられる最も強い言葉で非難します」(安保理議長国の会見)

 攻撃や殺害の詳細については明らかにしていませんが、声明は「政府側の戦車による砲撃が含まれる」としていて、シリア政府に対し、都市部からの部隊撤退や、重火器の使用停止を改めて求めています。

 これに対し、シリアのジャファリ国連大使は政府の関与を否定した上で、「武装勢力やテロリストグループが攻撃を開始し、市民の殺害も行った」などと主張、政府が調査委員会を設置して3日以内に結果を発表するとしています。(28日10:40)
 
 
 
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「メモリアルデー」 (Memorial Day)
 
今回初めてアメリカに来たのですが、まさかメモリアルデーに重なっているとは知らず、
NGO委員会の日程表を見て初めて知りました!
 
日本語に訳すと 「戦没者追悼記念日」
 
ネットの情報では、
お彼岸などないアメリカにも、家族の墓参りをする特別な日のようで、 
アメリカには日本人にはあまり知られていない国民の祝日があるようです。

 毎年5月の最終月曜日が 「メモリアルデー」 (Memorial Day) で、
今年(2012)年は5月28日だそうです。

南北戦争 (The Civil War 1861~65) の戦没者ひとりひとりのために、
 花束や十字架を作り、半旗を掲げたのが始まりのようですが、
 1868年に、Decoration Day として公式に宣言され、
82年に Memorial Day と名称が改められ、
南北戦争に限らず、戦争によって国のために命を犠牲にした軍人全てを追悼する日となり
 各地で様々な追悼行事が行われるようです。
 
   3連休となるので、家族揃って旅行やピクニックに出かける人が多いとも。 
 
今日は、国連の隣の公園でも、親子や友達どうしでサッカーや野球バスケットなどを、
2~3人で楽しんでいたり、家族やカップルで散歩する姿もたくさん見かけました。
金曜日の夜から、軍人が休日用の制服姿で連れだって街を歩く姿も。
 
初日にジョン・エフ・ケネディー空港からタクシーでホテルに向かう時に、
左手にとても広いお墓がありました。
 
いかなる争いごとも、暴力ではなく話し合いで解決する時代が来ていることを痛感しました。
戦争で落としてもいい無駄な命などはひとつとしてありません。
2003年のイラク戦争やアフガニスタンでの犠牲者にも
全ての人々に両親がいて、友人もいます。
 
奴隷船で連れてきたアフリカの多くの人々の命の犠牲の上に、
繁栄しているアメリカはなおのこと、
国連加盟国として、
国連憲章と世界人権宣言及び国際人権規約を遵守すべき時が来ていると感じました!