第22回裁判勝利をめざす全国交流集会が4月22日から23日に開催され、全国各地から123人参加しました。
 
 昨年、入学式の前日に学校法人長門高校の岸野先生が突然解雇されたため、6月に仮処分裁判をおこし現在本裁判が行われており、事件支援と署名の訴えを掲載します。
 
 知っていますか 長門高校裁判(山口県)
 
 長門高校(村田哲雄理事長)は、2011年4月7日、岸野先生の解雇を強行しました。納得のいかなかった岸野先生は、不当解雇の撤回を求め裁判をすることにしました。6月の仮処分裁判で、岸野先生の言い分に沿った和解が成立し、現在本裁判へと移り、3回の口頭弁論が開かれています。
 
 なぜ岸野先生は解雇されたのか
 
 学校の主な主張は、岸野先生が部活動の生徒に行った「丸刈り指導」が体罰にあたるということです。しかし、この「丸刈り指導」は、学校の生徒指導の方針で行われてきたものです。
 岸野先生を解雇した後、理事長たちは丸刈りがいけないということだと気付いたのか、2011年から学校での丸刈り指導はなくなりました。
 学校は、主張を正当化するために、学校側と弁護士が、生徒を一人づつ呼び出して学校に有利な証言をさせた上に、聴取している様子をビデオ撮影までして子どもや保護者まで巻き込んでいます。
 子どもの人格を育てる学校現場で、こどもたちに対する人権侵害行為も強制されています。
 
 今求められていること みんなでよい学校に
 岸野先生は着任以来、戒告・減給等の処分を一度も受けたことがありません。
 また、2010年秋ごろ「生徒指導の在り方」「開かれた学校づくり」など、学校の運営をより良いものにしていこうと考え、同じ校則違反に対する生徒指導(処分)が、生徒によって差があったことについて、学校に是正を求めるなど学校に改善を求めていました。
 学校側は、こどもの人権を尊重し、どの生徒に対しても指導は公平であり、かつ成長できるように教育活動を行うことが必要です。
 
 正さなければならないのは、学校側の学校経営方針と生徒指導の在り方です。
 
 
 長門高校学校法人は、幼稚園と附属 長門自動車学校 も経営しており、長門高校では、生徒が免許を取った場合には、担任に対して卒業式まで生徒の免許証をあづかり、卒業式の日に返すことを命じています。また、教育基本法を大改悪した山口県選出の国会議員安倍晋三氏選挙の際には、高校管理者が全教員に対して、宣伝カーに向かって手を振るよう強要しています。
 
 
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