なんと、今も南相馬市と同県浪江町には、東北電力が浪江・小高原発を建設する計画があるそうです。
しかし、福島事故を受けて、桜井勝延市長が建設中止の意向を表明し、同市議会も昨年12月に、建設中止を求める決議を全会一致で可決していたそうです。
そして、南相馬市は今年2月ごろ、全原協に脱会の意向を伝えていたようです。
 再稼働を断念させ、全ての原発を停止させ廃炉にするためにも、今ある新たな原発建設の計画の根を断つことが重要です。
 
 ―・―・―・―・―・―・― 転載記事 ―・―・―・―・―・―・―・―・―・
 
毎日新聞 2012年04月20日 朝刊

南相馬市:全原協を脱会

事故後初、「推進趣旨に反する」

 福島県南相馬市が先月末、全国の原発立地自治体などでつくる「全国原子力発電所所在市町村協議会」(全原協、会長=河瀬一治・福井県敦賀市長)から脱会したことが分かった。南相馬市には原発建設計画があるが、東京電力福島第1原発事故で同市を含む20キロ圏が避難区域に指定され、「市の方針が、原発を利用した地域づくりという全原協の趣旨と食い違うようになった」と説明している。福島事故以降、脱会する自治体は初めて。
 全原協は68年に設立。現在、原発が立地したり建設予定のある24市町村と立地自治体に隣接したり原子力関連施設がある7市町村で構成される。地域振興のため原発関連の交付金を拡充することなどを国に要望してきた。
 南相馬市と同県浪江町には、東北電力が浪江・小高原発を建設する計画があるが、福島事故を受けて、桜井勝延市長が建設中止の意向を表明。同市議会も昨年12月、建設中止を求める決議を全会一致で可決した。市は今年2月ごろ、全原協に脱会の意向を伝えたという。【柳楽未来】