◆ 3/29都庁ビラ(杉並区「君が代」来賓排除)

 皆様 東京都学校ユニオンの田畑和子です。3月29日の都庁前ビラの内容をお知らせします。(増田さんとと片面ずつ)

 【杉並区立和泉中学校校長が卒業式で、「君が代」不起立だからと、区議を、来賓席から排除!!】
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 ● 式場に入る前に「不起立」を確認
 杉並区の区会議員新城せつこさんは、地元の中学校の卒業式に出席を連絡し、3月16日学校に向かいました。到着するや副校長に「起立しますよね。」と言われ、「いえ、それはできません。」「これまでもそのようにしてきました。」と答えました。
 ● 「不起立」だから招待しなかった
 その後、由井良昌校長に「起立しなければ一般席です。」「新学習指導要領に基づいてやっている。」「起立しないから招待しなかったのだ。」などと言われました。学校は初めから不起立を見越して招待しなかったのです。これは、れっきとした思想差別であり、公立の学校として許されることではありません。
 新城さんは、一般席の最後尾で、最後まで卒業式に参加しました。


 ● 「強制はできない」
 「国旗・国歌法」は、平成11年8月、「強制はしない」という付帯決議をつけて公布されました。ですから、教育の場において強制していること自体異常なのです。この強制は東京都から始まり、現在大阪で橋下知事ら「維新の会」による不起立者への弾圧が始まっています。起立していても歌っているかどうか口元まで点検するという異様なやり方を本気で行い、話題になりました。この校長は橋下氏の友人で弁護士資格を持つ「民間人校長」というから驚きです。

 ● 杉並区教委が行き過ぎを認める
 都教委の「日の丸・君が代」強制は、教職員に対するものです。それが今回来賓にまで及びました。杉並区教委は「都教委10・23通達」の指導の行き過ぎを認め、23日の小学校の卒業式には、新城さんに招待状が送られました。

 ● 都教委は反省し、校長を懲戒処分せよ!
 この前代未聞の不祥事を起こした由井校長を、都教委は即刻懲戒処分すべきです。思想差別は憲法で禁じられており、校長の行為は地方公務員法29条「懲戒」に十分該当します。
 また、校長の服務監督権を有する都教委は、自らの監督不行届きを反省し、責任の所在を明らかにすると共に区議に謝罪すべきです。
 
パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
 今、教育が民主主義が危ない!!
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