☆ 勝利判決を職場で生かそう(1)
大嶽昇一さん(世田谷区立小学校教員)業績評価裁判に勝利(東京高裁判決が確定)
☆ 業績評価はデタラメ
裁判で分かったこと①
●熱心なマラソン指導が「ひいき」!?
区教委は、大嶽さんの「ひいき」を問題にしました。
三浦健康学園では、児童は肥満解消、偏食、喘息及び体力増進の4グループに分けられ、大嶽さんは体力増進グループを担当していました。
児童たちと毎朝の早朝マラソンを常に一緒に走るなど、よく一緒に体を動かし、非常に熱心にかかわっていました。
ところが区教委は、「他のグループの児童に『ひいき』だと感じさせた」と言って、着眼点の「児童理解」が不足していると無理やりこじつけ、C評価にしたのです。
体力増進グループでの非常に熱心な指導という積極的評価の材料にすべきことを、全く逆にマイナス評価の材料に使ったのです。
●誰だって大声を出すことはある
大嶽昇一さん(世田谷区立小学校教員)業績評価裁判に勝利(東京高裁判決が確定)
☆ 業績評価はデタラメ
裁判で分かったこと①
●熱心なマラソン指導が「ひいき」!?
区教委は、大嶽さんの「ひいき」を問題にしました。
三浦健康学園では、児童は肥満解消、偏食、喘息及び体力増進の4グループに分けられ、大嶽さんは体力増進グループを担当していました。
児童たちと毎朝の早朝マラソンを常に一緒に走るなど、よく一緒に体を動かし、非常に熱心にかかわっていました。
ところが区教委は、「他のグループの児童に『ひいき』だと感じさせた」と言って、着眼点の「児童理解」が不足していると無理やりこじつけ、C評価にしたのです。
体力増進グループでの非常に熱心な指導という積極的評価の材料にすべきことを、全く逆にマイナス評価の材料に使ったのです。
●誰だって大声を出すことはある
区教委は、終業式のリハーサルで大嶽さんがある児童を大声で注意したことを「教育的配慮を欠く」と、また給食時にマナーについて指導したことを「雰囲気を壊していた」と問題にしました。
こんなことを問題にするのかと驚かれるでしょう。必要な場合に児童を厳しく注意するのは当然なのですから。管理職は苦し紛れに、「とにかく大嶽さんは児童に対しても同僚に対してもしょっちゅう怒鳴り散らしていた」と誹謗中傷しました。
しかし3人の教え子の陳述書で事実が明らかになりました。
●「みかん」こそ地域にあった教材
区教委は、学園内にあったみかんの木を使って理科の観察授業を行ったことを、「年間指導計画にない、教科書にも沿わない、単発的な思いつきの授業」であると言い、また「校外授業ばかりやっていた」と問題にしました。
しかし、みかん授業が記載された年間指導計画書の証拠提出によってウソが暴かれました。また、事前の説明でも事後の反省会でもまったく批判は出なかったことです。教え子の陳述書によって、校外授業ばかりやっていたというのは誇張であることも暴かれました。
大嶽さんは、三浦健康学園を取り囲む豊かな自然を活用して生き生きとした理科の授業を展開しました。これをマイナス評価の材料にねじ曲げたのです。
●自ら決めた「ルール」を無視
管理職と区教委側が当初問題にしたのは「職務実績記録」(管理職が教職員の「問題行動」を記録するもの)に記載された6点でした。
しかし、そのうち3点が勤務時間外の行為で、業績評価実施要領上マイナス評価の対象にはできないものでした。また、日時の記載漏れがあるなど、およそC評価の根拠にできるものではありませんでした。
さらに、学習指導の項目で取りあげるべきことを、生活指導のマイナス材料にするなど、いくつもの実施要領違反が明らかになりました。
『岬の会(業績評価裁判を支援する会)』
[連絡先]〒154-0017世田谷区世田谷1-41-12 世田谷区教職員組合
TEL 03-3427-8811 FAX 03-3427-6521
Eメール misakinokai@yahoo.co.jp
HP http://misaki2010kai.blog58.fc2.com/
2012年1月発行
≪パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
今、教育が民主主義が危ない!!
東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫
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