<転送歓迎>(重複ご容赦)
 ・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 
 ・「千葉高教組」・「新芽ML」
の渡部です。
 
(全国教研の続報2です)
教育を巡る情勢に関しては、共同研究者の上杉聡さん
(子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会・共同代表)
が、昨年の教科書採択に関して次のような動きを紹介してくれました。
 
 「つくる会」系教科書では<自由社版>は叩きやすい。
 しかし<育鵬社版>は巧妙に書いてあり危険性がある。
  (今回<育鵬社版>だけで、「歴史」で約45千冊(シェア3.8%)、
   「公民」で約5万冊(シェア4.1%))
 しかも<育鵬社版>では原発について次のように述べてある。
  「原子力発電については、原子力産業の発展や安全性、
  環境問題や資源問題、エネルギー保障、軍事保障などを
  総合的に考える必要があります」 と。
 つまり国防の問題に関わるとまで書いてある。
 橋下市長は、最近、前回「つくる会」系教科書を採択させた
 元横浜市長の中田と元杉並区長の山田を特別顧問にした。
 大阪では「維新の会」市長も次々に増えている。
 このままで行くと4年後には大阪の半分くらいが
 「つくる会」系教科書になる。
 
しかし、日教組中央がこの間一貫して
「日の丸・君が代」問題にフタをしてきたせいか、
「君が代」最高裁判決については十分な論議にはなりませんでした。
共同研究者も「これまでは現代の問題からさけて論議してきた」
と述べ、原発や基地問題などの重要性を挙げましたが、
「日の丸・君が代」問題については触れませんでした。
そこで、傍聴参加だった私は、傍聴席から
「日の丸・君が代の問題もある!」とヤジりました。
これに対し共同研究者は「そうです」と反応しました。
 
教研では、情勢全体に関する論議は不十分だったと思います。、
それでも福岡や北海道の若い参加者からは、
「今はまさに戦前」という発言もありました。
 
全国教研は今回で61回目でした。しかし、
日教組が「パートナー路線」を歩み始めた頃(1995年~2000年頃)、
その路線に対して、全国教研にあつまる現場教職員からの
突き上げが激しいので、日教組中央は一時、
全国教研をブロックごとに開催する方向性を出しました。
しかし、全国教研を支えてきた現場職教員たちの反対で
それはできませんでした。
また日教組中央は、「日の丸・君が代」に関するレポートを
排除するといった自殺行為に等しいこともしてきました。
さらに日教組の弱体化、教研活動に対する制約・妨害などで
全国教研の前途は極めて困難です。
 
しかし、全国の現場教職員がこのような形で集まり、
労働者・人民の立場で論議をする教研集会は極めて貴重なものです。
「教え子を再び戦場に送るな!」をスローガンに
戦後一貫して日本の民主教育を集団で下から支える
大きな役割を果たしてきたと言えると思います。
1995年のパートナー路線によって
     その役割は色あせてきましたが)
 
激動する情勢の下、日教組全国教研には
今後どのような前途が待ち構えているか分りませんが、
もう一度路線をしっかり立て直し、
滋賀県甲南中の「平和行進」のように、
10年後の、100年後の、世界中の未来の空に、
(平和の)虹がかかることを信じて」
歩んで行ってもらいたいものだと思います。
 
(今回は私にとって、組合員としての最後の全国教研参加でした)
 
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 25日(日) 東京で『25総決起集会』 
            (北区赤羽会館、13時より)
  *集会内容に
      ・がくろう神奈川への弾圧
      ・朝鮮学校無償化への闘い
    が付け加わりました。
 
212日(日) 大阪で『212教育基本条例反対集会』
            (エル大阪 南館ホール1330分より)
     (終了後大阪市役所に向けたデモ、人間の鎖で大阪市役所を包囲する)
 
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  2012年『2・5総決起集会』
 
<メインスローガン>
 ・10・23通達撤回! ・「君が代」処分撤回! 
<サブスローガン> 
 ・「日の丸・君が代」強制反対!
 ・大阪府教育基本条例案反対!
 ・最高裁「君が代」不当判決糾弾!
 ・新自由主義教育路線を対決を!
 ・学校現場の非正規雇用労働をなくせ!
 ・全ての原発を廃炉に!
<日 時>
  201225日(日) 13時開場 1330分開会
<場 所>
  北区赤羽会館(JR赤羽駅東口下車5分)
<内 容>
 ・最高裁判決について
 ・「君が代」裁判闘争の現段階
 ・現場での闘い
 ・大阪府教育基本条例反対の取組み
  ・がくろう神奈川への弾圧
 ・朝鮮学校無償化への闘い
 ・学校現場の非正規雇用の実態と闘い
 ・大嶽業績評価裁判勝利の意義
 ・「フクシマ」を闘うということ
 ・決意表明
 ・集会決議
 ・行動提起
<資料代>500
 
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