沖縄タイムス 転載記事 2011年12月30日

伊波・佐喜真氏に絞り込み 宜野湾市長選

 【宜野湾】安里猛宜野湾市長の病気辞職に伴い2月12日に行われる市長選挙に向け、市政継続を目指す革新側は29日、市内で候補者選考委員会(座長・新垣清涼県議)を開き、前市長の伊波洋一氏(59)と、副市長の米須清栄氏(62)の名前が挙がった。30日にも伊波氏に一本化し、立候補を要請する公算だ。
 
 一方、自民・公明側も30日に選考委員会をスタートさせる。県議で自民党県連政調会長の佐喜真淳氏(47)を推すことで市議団はまとまっており、異論が出なければ同日中にも佐喜真氏に要請する。
 
 革新側のこの日の選考委員会には、社民、共産、社大の3政党のほか、市議会与党議員、労組幹部らが参加。政策の擦り合わせでは、安里市政の施策をベースに、オスプレイ配備反対や津波対策、教科書問題への対応などを追加する方向で調整した。自公側も30日に市内で市議団や経済団体、地主会の代表らを集め選考委員会を開く。前衆議院議員の安次富修氏(55)は立候補に否定的な姿勢を示しており、佐喜真氏を軸に選考が進む見通しだ。