米が原発新規着工へ 30年ぶり

 【ワシントン共同】
 
 米原子力規制委員会(NRC)は22日、東芝子会社の米原発大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の新型原子炉「AP1000」の設計を認可した。米国内ではこの原子炉を採用した原発の建設計画が複数あり、年明けにも南部ジョージア州のボーグル原発3、4号機などの建設と運転が承認される見通し。
 
 米国では1979年のスリーマイルアイランド原発事故後、原発の新規着工はなかったが、約30年ぶりに建設が再開されることになる。
 
 東京電力福島第1原発事故後、各国で原発見直し論が強まる中、104基の原発を抱える「原発大国」米国が推進の姿勢を明確にしたことで、原子力業界は原発への逆風に歯止めがかかることを期待している。
 
沖縄タイムス 20111年12月24日