<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 ・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
 
本日(1110日)、大阪府知事選が告示され、
13日に告示される大阪市長選と合わせた
「ダブル選挙」がスタートしました。
 
朝日の夕刊の記事には、次のような部分がありました。
 
「・・大阪市内で活動を始めると、橋下氏の自身は揺らぎ始めた。
街中で中年女性は『独裁政治反対』と批判し、握手を拒んだ。
大阪市西区の区民まつりでは、質問攻めにあった。
『市をバラバラにするのか』『区民まつりもなくなるの』。
会場を離れると、橋下氏はため息をついた。・・」
 
「橋下氏は10日、『宣戦布告』した。
『自民、民主に共産までが手を組んだ。
まるで大政翼賛会。この戦いに勝たねばならない』」
 
この二つから、次のことが言えると思います。
 
上の引用からは、
橋下氏は、情勢を甘く見ていたということがいえます。
彼は自分の人気に過信し、思わぬ拒否反応に動揺しています。
反面人々は、彼の政治が「独裁政治」であり、
自分たちの生活を結局のところ破壊するものだということに
気づきはじめているのではないでしょうか。
大阪の仲間たちは今後も街中で
このような動き(拒否反応)を精力的に作り出し、
橋下氏をさらに焦らせてくれることでしょっう。
 
下の引用については、
「自民、民主に共産までが手を組んだ」のは、
橋下氏の言うような「大政翼賛会」ではなく、
橋下氏の「独裁政治」(ハシズム)に対する「反橋下統一戦線」
あるいは「反ファシズム統一戦線」ができたということです。
当然「統一戦線」内では意見の相違があります。
また、問題が解決された後には内部分裂が起きる可能性もあります。
しかし、物事は一つ一つ解決して行くしかありません。
中国でもベトナムでもかつて抗日民族統一戦線や
反米民族統一戦線を組んで、日本やアメリカを追い出したのです。
だから、「小異を捨てて」ではなく、「小異を残して大同につく」
でいいのだと思います。
 
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本日早朝、<河原井さん根津さんらを解雇させない会>の
都庁前ビラまきがありました(10名参加)。
ビラには、
「大嶽業績評価裁判勝訴」と「前回の都教委ムラ定例会」
の話題が載せられました。
後者では竹花委員が10月、2回の定例会いずれも
欠席していることが書かれました。
 
ビラまき終了後、都教委定例会傍聴に向かいました(4人で)。
すると、エレベーターに川淵委員が乗ってきました。
そこで私が、「あ~川淵さん、お早うございます」と声をかけると、
彼は一瞬驚いたような顔をしながら
(これまで定例会場で何度か顔を見合わせているので)
「お早うございます」と挨拶をしてきました。
私と一緒にエレベーターに乗っていた仲間は
笑いたくて笑いたくてしょうがないようでした。
 
定例会場に入ると竹花委員が来ていましたので、
私たちは「お~竹花さんは今日は来ているじゃないか」
「いるねー」などと、本人に聞こえるようにいいながら
傍聴席につきました。
 
ところで、今日の定例会で一番驚いたのは、
<報告事項>に出された、
都教委が「高校「保健」の補助教材」として作ったという
『災害の発生と安全・健康~3・11を忘れない~』
という小冊子(A480ページ)でした。
(傍聴者にも資料として配布されました)
 
なんとそこには、「原発事故・放射能汚染」のことは
一言も書いてありませんでした。
震災の写真はあっても、原発事故の写真はありませんでした。
原発事故は世界的にも大きな災害として伝えられているのに、
また、あれだけこれまでの「原発教育」は不十分だったと
言われているのに、この有様です。
 
ちなみに―
 <監修>
  東京大学名誉教授 阿部勝征
  危機管理教育研究所代表 国崎信江
 <制作協力>
  内閣府 文部科学省 環境省 国土交通省 気象庁 防衛省
  総務省 消防庁 警察庁 国家公安委員会 独立行政法人防災科学技術研究所
  日本赤十字社 毎日新聞 小学館 兵庫県教育委員会 広川町教育委員会
  兵庫県立舞子高等学校 西尾市岩瀬文庫 北区役所 中央区役所
  渋谷区立広尾小学校 東京都立東久留米総合高等学校 東京都立竹台高等学校
  警視庁 東京消防庁 東京都青少年・治安対策本部 東京都総務局総合防災部
  東京都生活文化局広報広聴部・都民生活部 東京都福祉保健局生活福祉部
  東京都建設局道路管理部・河川部
    *制作協力には図版・写真提供含む
です。
 
いかにこの補助教材が「官製のもの」かがわかります。また、
いかに「官の頭の中」が変わっていないかもわかろうというものです。
彼らは副題に「~3・11を忘れない~」と書きながら、
「原発事故」を「災害」としては全く無視しているのです。
そしてこんな補助教材に莫大な金をつぎ込んでいいるのです。
 
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