▼ チェルノブイリ対策担当 
  「食品規制値 日本甘すぎる」

 チェルノブイリ原発事故後の住民対策に取り組んできたペラルーシの民間の研究機関、ベルラド放射能安全研究所のウラジーミル・バベンコ副所長が十二日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。
 東京電力福島第一原発事故を受け、日本政府が設定した食品や飲料水の放射性物質の規制値が甘すぎ、「まったく理解できない」と批判、早急に「現実的」な値に見直すべきだと述べた。

 ▼ 飲料水ベラルーシの20倍
 例えば、日本では飲料水1㎏当たりの放射牲セシウムの暫定規制値は200ベクレル。一方、ベラルーシの規制値は10ベクレルで、20倍の差があるという。


 また、ベラルーシでは内部被ばくの影響を受けやすい子どもが摂取する食品は37ベクレルと厳しい規制値が定められているが、日本では乳製品を除く食品の暫定規制値は500ベクレルで、子どもに対する特別措置がないことも問題視。「37ベクレルでも子どもに与えるには高すぎる」と指摘した。
 副所長は著書「自分と子どもを放射能から守るには」の邦訳出版を機に来日。十四日には福島市で講演する予定。(共同)

『東京新聞』(2011/10/13)
 
 
パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
 今、教育が民主主義が危ない!!
 東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫