「国家と犠牲ー福島原発事故を考える」
 
◆ 基調講演:「福島原発事故から考える~国家と犠牲」
     高橋哲哉 東京大学大学院総合文化研究科教授・哲学者
◆ 特別報告
◆ 日時:9/30(金)18:30~20:30
◆ 場所:東京 文京区民センター2-A会議室
      アクセス:地下鉄 春日(大江戸線、三田線)、
            地下鉄後楽園(丸の内線、南北線)、JR(水道橋)
◆ 資料代:500円
◆ 主催:MIC(マスコミ文化情報労組会議)、
     JCJ(日本ジャーナリスト会議)、
     マスコミ関連九条の会連絡会、
     自由法曹団 の4団体
◆ 問合せ:MIC(℡03-3816-2988) 
   ※予約の必要はありません。会場に直接お越し下さい。
 
 講師の高橋教授は、福島出身(県立福島高校卒)で、「原発事故は本当に他人事とは思えず、大きな衝撃を受けた」と話す。
雑誌「世界」8月号の作家・高史明氏との対談「日本のありようが丸ごと問われている」の中で、「原発の末端で働く被ばく労働者、絶対安全と言いながら地方にだけ原発立地を押し付けてきた戦後日本社会の『犠牲のシステム』が今回露呈したのだと思います」と発言している。
 
 今回の講演では、さらに原発と通底する「靖国問題」「戦争責任」を含めた日本近現代史の根本問題にも言及する。
「生活・営業基盤の回復」「二重ローン問題」など被災者救済に携わる法律家の現状報告も行う。
 今回の学習会は、6月17日と同じくマスコミ4団体(JCJ、MIC、マスコミ関連9条の会、自由法曹団)共催で行ったシンポジウム「東日本大震災 生活再建と復興をどうする」に次ぐ取り組み。
 
 (ジャーナリスト2011・9・25号より)