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 『カレイド・スコープ』(Thu.2011.08.18)
 ▼ 魂を売った泊村は、北海道でいちばんガン死亡率が高い


 これが原発という悪魔に魂を売り渡し、原発マネーという麻薬に冒された人々に与えられる「恐怖の報酬」です。
 彼らの未来は…、考えるだけでも恐ろしくなる。

 「吉田照美のソコダイジナトコ」という早朝のラジオ番組に、本日(18日)、レギュラー・コメンテーターのアーサー・ビナード氏が出演して、北海道・泊原発営業運転移行の背景を分りやすく語っています。
 ※アーサー・ビナード
 米国ミシガン州生まれ コルゲート大学英米文学部卒。1990年に来日し、日本語での詩作を始める。詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞を受賞。
 (略)
 10分程度の短い動画ですが、レナード氏の話には無駄がありません。文字起こしした上に、関連情報のリンクを貼りつけてあります。
 しかし、吉田照美は、相手から情報を引き出すのが上手です。
http://www.youtube.com/watch?v=2qWBFxbnvR8&feature=player_embedded


 (文字起こし・ここから)

 (略)
 ▼ 経産官僚出身の高橋はるみと、北海道電力との蜜月はこれからも続く

 吉田照美:
 これは、今おっしゃった調整運転でも営業運転でも、実態が同じということであるならですね、なんで高橋知事は原子力ムラの思惑に乗ってゴーサインを出したのか、その辺りを。

 アーサー・ビナード:
 ほんとだよね、オーケーしなけりゃいいと思うでしょ。
 それは昨日の東京新聞とか見ると、いろいろ分ってくるんですけど、高橋知事個人の事情と、それから原発が立地する自治体の事情と両方あるんですね。
 で、東京新聞に昨日乗ったのは、高橋知事は北海道電力の幹部から毎年、個人献金を受けていて、幅広く、いっせいに、電力会社のポジションによって(高橋知事への献金の)額が決まっていて…。
 高橋知事の支持組織というか、原子力ムラの村民のひとりが、今、知事をやっていると言っても過言ではないですね。
 もっと詳しくは、こちらに記事にあります。

 吉田照美:
 (高橋知事は、むしろ北海道電力の)社員に近いかも知れませんね。

 アーサー・ビナード:
 まあ、原子力ムラの住民、社員、村人という感じなんですね。
 で、原発が立地している自治体は原発が止まると、もう*財政が破綻するんですよ。もう、見事に破綻するんですよ。
 「えっ、こんなに(原発に)依存してるの?」っていう、まあ数字を見れば、知れば知るほど驚きますね。

 吉田照美:
 ほうっー、恐ろしいことですね。

 (略)

 ▼ 「7割」で人を奴隷にできる、という原子力マファイアの力学

 アーサー・ビナード:
 泊村の今年度の一般会計当初予算に占める原発関係の予算は、およそ7割。
 この「7割」というのは、おもしろいんですよね。
 自民党が電力会社からもらう献金額も全体の7割なんです。
 だから、こういう数字って、どっか力学が同じで、同じ原子力ムラで、こうなっていくんですよね。

 僕は7月の下旬は北海道だったんですけど、北海道の新聞をいろいろ読んでいると、たとえば泊村の牧野村長のインタビューなんかの記事が載ってるんですね。
 そうすると、誰もが普通に、もう普通に動かしてもらいたい、と、そんな話をすんですよね。
 もう誰もが普通に動かしてもらいたい。
 で、みんな住民は、安全で安心できるようにするんだ、とか言うんですよね。
 つまり3月11日からは始まったフクシマの原発事故で世界が変わったんだ、ということを認識できない。
 (7割)というのは、それぐらいの財政の割合なんですね。

 吉田照美:
 そうですね、にっちもさっちもいかないですね、これ。

 (略)

 アーサー・ビナード:
 で、地元にとっては、新たに全面改正された交付金のシステムの下では、さらに弱い立場になって、「運転が止まれば明日は夕張」…。
 みんなそう言うんですよ、北海道の自治体の人はそうなんですよ。
 「明日は夕張」。
 だから夕張が見事に利用されている。
 一箇所、潰しておいて、「オタクらも夕張のようになりたいの」という…。

 (以下略)
 『カレイド・スコープ』(Thu.2011.08.18)
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-788.html

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