小学生6年生のふたりの訴えが心に響きました。
「私たちは人間の力を信じています」
「人間はお互いに理解し合い 平和の大切さを伝え合うことができます」
こどもたちの信頼と期待に応え、
こどもたちを守り、脱原発にしっかりと歩みを進めることが大人の責任です。
◆ 脱原発!8・6原発やめろデモ
都内の日比谷公園で集会をひらいた後、参加者は「NO!NUKES(核はいらない)」と書かれたプラカードを掲げたり、仮装したり、楽器を打ち鳴らして様々なアピールをしながら東京電力本店前や銀座を練り歩き、新橋駅前広場でフィナーレ集会を行いました。
デモに先立ち日比谷公園で開かれた集会で、原子力資料情報室の澤井正子さんは「福島第1原発の各原子炉には、年間で広島に投下された原爆千発分死の灰が入っています。原発はもうやめましょう。」と訴えました。
社会学者の小熊栄治さんは、福島第1原発事故により福島県民の健康診断や放射能除染、農産物保障などに何十兆円もの費用がかかると指摘し「こんなコストがかかり、安全も確立しない技術はもう古い」と原発からの撤退を呼びかけました。
アイドルグループの制服向上委員会メンバーは、「原発問題は私たちの未来に関わること」と語り「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」などを披露しました。
8月10日には日比谷野外音楽堂で原発事故夏期講習を開催予定で、福島の酪農家の方への支援カンパも行うとのこと。彼女たちは、15日のCDリリースに向けての店頭イベントで「『脱原発』の歌を歌わないでください」と言われ始めているとのこと。フィナーレ集会でも、「負けないで頑張ります。応援してくださ~い!」と元気に訴えた後、脱原発の歌声がJR新橋駅のホームまで響き渡りました!
福島みずほ参議院議員や小池晃元参議院議員の訴えや音楽が途切れると、人垣の間を縫うように、いわきのこどもを守るネットワークの西山圭さん(38歳)が署名簿を持って、透き通った声で、いわき市長あての署名を訴えていました。彼の自宅も原発10キロメートル圏内の富岡町のため、現在はいわき市での避難生活中で、職も失いアルバイトをしているそうです。近くにいた若者たちは、西山さんが呼び掛けると全員が署名に協力していました。
♪ ダッ!ダッ!脱・原発の歌/制服向上委員会 ♪(詞)鈴之助 (曲)AKIRA
ダッ!ダッ!脱・原発 ダッ!ダッ!脱・原発
ダッ!ダッ!脱・原発 ダッ!ダッ!脱・原発
それはそれは とても許せないお話 (枝野さん信じてたのに!)
例え例え 国の政策だとしても
危ない事が 起きてしまったのに嘘ついて
直ちに人体に 影響はないなんてネ (嘘つき!)
それがそれが 素晴らしい発明だとしても
それはそれは 習わない言葉が溢れ
ベクレル セシウム メルトダウンに タービン建屋
モニタリングに 高いマイクロシーベルト もう
忘れないから 原発推進派
安全だったら あなたが住めば良い
みんなに迷惑かけちゃって
未熟な大人で はずかしいよネ
ダッダッダッダッ脱! 脱原発を!
ダッダッダッダッダツ 大きな声で
世界へ向けて叫ぼう 危険な現実を
こんな時も 政治家さんはダメですネ
いつもいつも 富と名誉のことばかり(ペテン師!)
自然を生きる 渡り鳥たちには想定外(想定外です!)
避難地域が どこからどこかわからない
もう 忘れないから 原発事故のこと
覚えておこう 被害の大きさ
大地と海 2次災害 人の心にまで
ダッ!ダッ!脱・原発! ダッ!ダッ!脱・原発!
私たちは忘れない 原発事故の事
忘れないから 原発推進派
安全だったら あなたが住めば良い
みんなに迷惑かけちゃって
未熟な大人で はずかしいよネ
ダッダッダッダッ脱! 脱原発を!
ダッダッダッダッダツ 大きな声で
世界へ向けて叫ぼう 危険な現実を!
ダッ!ダッ!脱・原発! ダッ!ダッ!脱・原発!
【 いわきのこどもを守るネットワークの要望書 :要望事項 】
いわき市長 渡辺啓夫 殿
1、食品の検査や土壌の検査を広範かつ詳細に行い、放射性物質が検出された農畜産物は、たとえ暫定基準値いないでも学校給食に用いず、及び流通させず実害として国に補償を求めること。
2、市内の農畜産物やスーパーで販売されている生鮮食品の放射能検査を行える機関または施設を市独自に設け、検査結果を公表すること。
3、市内の幼稚園、保育所、小中学校、高校、児童施設にガイガーカウンターを置き、校庭・園庭・及び施設内を毎日測定し、結果を公表すること。
4、市内各地の空間線量または土壌調査を詳細に行い、線量の高いところは除染を行うこと。
5、誰もが安心して生活できるいわき市にするためにその場しのぎで終息の方向に持っていくため、それに反対の意見に対しては風評として型図けてしまうやり方を見直し、実害は実害として国に対し保証を求めていくこと。
― 広島市の平和祈念式典で、こども代表として広島市三篠小学校六年の福島真拓(まさひろ)君、同市立己斐小学校の藤田菜乃歌(なのか)さんが読み上げた平和の誓い ―
【 未来をつくるのは人間 】
今年、3月10日、東日本では、大震災によってたくさんの人が命を失いました。
いまでも行方が分からない人がたくさんいます。
多くの人が大切な家族や友達を失い、
津波で何もかも亡くなった被災地の姿に、
私たちは言葉を失い、悲しく、胸が苦しくなりました。
66年前の今日、午前8時15分、広島に原子爆弾が落とされました。
爆風が何もかも吹き飛ばし、炎がすべてを焼きつくし、
人々の当たり前の生活と、多くの尊いいのちが一瞬にして奪われました。
どんなに苦しかったでしょう。
どんなにつらかったでしょう。
どんなにくやしかったでしょう。
私たち一人ひとりは、だれもがみな大切な存在です。
それなのにどうして人間は、たくさんの命を犠牲にして戦争をするのでしょうか。
戦争を始めるのは人間です。
人間の力で起こさないようにできるはずです。
悲しみに満ちた広島に草木が芽生えました。
人々は、平和への強い思いを持って、復興に向けて歩み始めました。
未来をつくるのは人間です。
喜びや悲しみを分かち合い、あきらめないで進めば、必ず夢や希望が生まれます。
私たちは、人間の力を信じています。
人間は相手を思いやり、支え合うことができます。
人間はお互いに理解し合い、平和の大切さを伝え合うことができます。
私たちは、今を生きる人間として、
夢と希望があふれる未来をつくるために、行動していくことを誓います。