旧日本軍の毒ガス弾(化学弾)とみられる砲弾の処理問題で、環境省、千葉県、千葉市などによる住民説明会が23日、中央区のハーモニープラザ市女性センターで開かれた。無害化処理施設の設置に向けて、国が「安全」性を強調したのに対し、住民からは不信感を訴える声が続いた。

 住民説明会は昨年12月に続いて2回目の開催。環境省は、砲弾の無害化処理施設について、「できる限り早期に砲弾処理をしたい。安全で、爆発やガスの漏えいの危険性はない」などと強調し、理解を求めた。また、先月末に決まった処理業者JFEエンジニアリングからも技術面や業務の流れ、施設での化学材検知器など安全対策が説明された。

千葉日報ウェブ 2011年04月24日16時14分[千葉エリア]
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1303629251



 毒ガス弾の処理施設が、『安全性問題なし』とは!!!

 [ 毎日新聞6月29日付朝刊 千葉版より ]
 ガス弾処理施設 安全性問題なし  

 環境省検討会

 千葉県稲毛区長沼原町の農場で旧日本軍の毒ガス弾とみられる砲弾175発が見つかった問題で、環境省は28日、同市中央区川崎町に設置予定の無害化処理施設について「安全性や周辺環境への汚染防止の観点から技術的に問題ない」と専門家の検討会が了承したことを明らかにした。

 施設は7月にも着工し、今年度中にすべての処理を終える予定。
旧日本軍の毒ガス弾処理施設としては全国で2例目という。

 予定地は東京湾岸の埋め立て地にある県有地。不発弾処理で実績があるJFEエンジニアリングが、施設の建設と無害化処理を請け負う。処理に伴い有毒なヒ素が残るが廃棄物処理法に基き通常の手続きで処理できるという。

 環境省は「(処理のための)焼却炉には排ガス処理装置を備えており、大気中に有毒物質が放出される恐れはない」と説明している。