「治安維持法」と「レッドパージ」
  ――その断絶と連続性――

 明神勲 北海道教育大学名誉教授

1 三木清の死が意味するもの
2 治安維持法体制の解体過程―断絶と連続性―
3 吉田茂の戦前と戦後―「国体」主義と反共主義の連続性
4 第3次吉田内閣の反共攻勢とレッドパージ
5 レッドパージをめぐる「一つの神話」
6 レッドパージに対する日本政府、企業経営者の責任の問い方
7 レッドパージをめぐる「もう一つの神話」
  ―GHQの最高裁への「解釈指示」はあったのか―
8 治安維持法、レッドパージ問題の今日的意味
9 おわりに
  治安維持法現代版出現の危険性
  再現を阻む力の源泉は何か

「北海道経済 」2011年6月号

発行:北海道経済研究所

〒062‐0035 札幌市豊平区西岡5条3丁目9-14
TEL/FAX:011-853-9366

頒価:525円

 「3・15」83周年記念のつどい(2011年3月13日札幌市教育会館)の記念講演の内容を25枚のレジメに沿って、荻野富士夫教授の指摘なども掲載し、まとめられた論文。


◇「北海道経済」2010年5月号 (600円/送料68円) 
 戦後史の汚点 レッド・パージをいま検証する
  ――責任を負うべきはだれなのか―― 明神勲 北海道教育大学名誉教授

・第1次レッド・パージの概要
・第2次(1950年)レッドパージの概要
・第2次レッドパージはどのようにして推進されたのか
・レッドパージに責任を負うべきはだれなのか
 -「一つの神話」と「もう一つの事実」―
・レッド・パージ問題の今日的意味