子ども、災害報道にストレス 学会が”ニュースを見ることの影響を小さくするためのガイドライン”を発

　日本トラウマティック・ストレス学会は、こどもと災害報道に関するガイドラインをサイト上で公開しています。
　同学会は、様々なメディアを通して災害報道を見たり聞いたりすることが、こどもにとってストレスや不安、おそれを経験させることになる可能性があると指摘。できれば、続けてニュースを見せることを避けるように呼びかけています。

【ニュースを見ることの影響を小さくするためのガイドライン】
※子供がどれだけの時間、ニュースなどを見ているか知っておくこと。

※報道が子供を苦しめたり混乱させたりすることが予測されるなら、こどもと話をするために十分な時間がとれ、静かな場所がとれることを確認しておくこと。

※子供がニュースを見るときは一緒に見ること。

※子供が何を聞いて何を疑問に思ったのか聞いてみること。

※必要な時にはそばにいて子供に、安全を守ってあげると話し、こどもに簡単な言葉で安心を与えること。

※これまでになかった不眠や恐れ、夜尿、大泣き、自分の心配について話すなど、報道が子供に恐怖をや不安を与えた場合に起こる可能性のある症状を見つけること。