大相撲の野球賭博事件で、胴元として掛け金を集めたとして、東京地検は16日、賭博開帳図利などの罪で、いずれも阿武松部屋元力士の藪下哲也(29)、同山本俊作(35)、同古市貞秀(34)の3容疑者と、古市容疑者の母親の容疑者(63)の計4人を起訴しました。起訴状などによると、藪下容疑者は2009年4~5月、プロ野球の試合で、客の力士ら6人から掛け金計52万円の賭博の申し込みを受けたとされ、、山本容疑者は、藪下容疑者を手助けしたとされています。
 古市容疑者と母親の容疑者は、昨年5月、客5人から計28万円の賭博申し込みを受けたとされています。
 事件では、現役の十両力士ら9人が、藪下容疑者らに野球賭博の掛け金を渡し、賭博をしたとして、13日に書類送検されています。

〔しんぶん赤旗 2011年2月17日付〕