▼ 東京都のメンタル管理 全教職員に「ストレス検査」義務化
永野厚男・教育ライター
東京都教育委員会は四月から、都の全公立学校の教職員約六万人を対象とした「ストレス検査」を、全国で初めて義務化することが取材で分かった。
都の全公立学校教職員の休職者数に占める精神疾患者数は、二〇〇四年度の四六四人中二七七人に対して、〇九年度は七八六人中五三二人へと、五年間で倍増しており、その割合は全国で三番目に高い。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/12/DATA/20kcr601.pdf
都教委福利厚生部の高木順一メンタルヘルス担当課長は、「本人に心の病に対する自覚を促し、精神科受診の遅れを防ぐための対策。都と精神科医らが独自に作成したストレス問診票にある一五の質問に回答させ、解析後の結果は本人に通知。校長等にも傾向分析を通知する」という紙を配布しただけだ。
都教委は問診票の質問内容は公表していないが、今後、定期健康診断時のストレス検査を義務化するために、検査費用全額を二〇一一年度予算案に盛り込んでいる。
東京都では従来、精神疾患による休職教員の職場復帰は、都教職員互助会が経営している病院への委託事業(任意)で行なっていたが、都教委は一〇年五月、都内の公立学校共済組合本部ビルに「リワークプラザ東京」を設置。行政が直接訓練命令を出し、管理職らによる授業観察等を強制する全国初の制度を実動化させている。
現場教員からは、「(都教委は)職員会議の挙手・採決禁止通知や業績評価制度等で、やりがいや自尊心を奪ってきた。マッチで火を付ける一方でポンプを持ってくる、都教委の施策こそストレスだ」という声が上がっている。
『週刊金曜日』(2011/1/28【金曜アンテナ】)
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=1717
≪パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
今、教育が民主主義が危ない!!
東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫
永野厚男・教育ライター
東京都教育委員会は四月から、都の全公立学校の教職員約六万人を対象とした「ストレス検査」を、全国で初めて義務化することが取材で分かった。
都の全公立学校教職員の休職者数に占める精神疾患者数は、二〇〇四年度の四六四人中二七七人に対して、〇九年度は七八六人中五三二人へと、五年間で倍増しており、その割合は全国で三番目に高い。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2010/12/DATA/20kcr601.pdf
都教委福利厚生部の高木順一メンタルヘルス担当課長は、「本人に心の病に対する自覚を促し、精神科受診の遅れを防ぐための対策。都と精神科医らが独自に作成したストレス問診票にある一五の質問に回答させ、解析後の結果は本人に通知。校長等にも傾向分析を通知する」という紙を配布しただけだ。
都教委は問診票の質問内容は公表していないが、今後、定期健康診断時のストレス検査を義務化するために、検査費用全額を二〇一一年度予算案に盛り込んでいる。
東京都では従来、精神疾患による休職教員の職場復帰は、都教職員互助会が経営している病院への委託事業(任意)で行なっていたが、都教委は一〇年五月、都内の公立学校共済組合本部ビルに「リワークプラザ東京」を設置。行政が直接訓練命令を出し、管理職らによる授業観察等を強制する全国初の制度を実動化させている。
現場教員からは、「(都教委は)職員会議の挙手・採決禁止通知や業績評価制度等で、やりがいや自尊心を奪ってきた。マッチで火を付ける一方でポンプを持ってくる、都教委の施策こそストレスだ」という声が上がっている。
『週刊金曜日』(2011/1/28【金曜アンテナ】)
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=1717
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