現在、日本では不安定・低賃金労働に陥りがちな非正規労働者が全労働者の3分の1を超えるに至っています。
とりわけ若者・女性等の雇用は非正規労働が中心となり、非正規労働により生計を維持する世帯が増加しています。終身雇用・年功序列賃金といった伝統的な日本型雇用は大きな転換点を迎えています。非正規労働者が人間らしく生活し働くことができる権利を実現するためには、有期労働契約規制、最低賃金の引き上げ、均等待遇の実現などが不可欠ですが、これらを実現するためには、正規労働者の「厳しすぎる解雇規制」を緩和すること等が必要であるなどと主張されることもあります。
しかしながら、はたして正規労働者の解雇規制等を緩和することで、非正規労働者を含む労働者全体の権利実現を図ることができるのでしょうか。
産業構造の転換と非正規雇用の拡大という現実のもとで、非正規労働者の権利実現のための方策を、正規労働者と非正規労働者の垣根を越えて建設的に議論したいと考え、本シンポジウムを開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

日時 2011年2月14日(月) 18:00~20:00(17:30開場)

場所 弁護士会館2階 講堂クレオBC(会場地図)
(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)

参加対象 どなたでもご参加いただけます。

申込方法 申込み不要

参加費 無料

内容 基調報告 「非正規労働者の現状と課題-日弁連有期労働契約意見書の紹介-」

非正規労働者の訴え

パネルディスカッション
・西谷 敏 氏(大阪市立大学名誉教授)
・濱口 桂一郎 氏(独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)統括研究員)
・山根木 晴久 氏 (日本労働組合総連合会(連合)非正規労働センター総合局長) 

チラシ(PDF形式・2.4MB)

主催 日本弁護士連合会
お問い合わせ 日本弁護士連合会 人権部人権第一課
TEL:03-3580-9503/FAX:03-3580-2896

日本弁護士連合会HPh
ttp://www.nichibenren.or.jp/ja/event/110214.html