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、多喜二の「党生活者」が『同志』というタイトルで翻訳されて出版された。

El camarada, de Takiji Kobayashi 小林多喜二『同志』

以下同サイト掲載の紹介文の大略を示す。


アティコ書店は小林多喜二『同志』(「党生活者」)出版で今年の出発をする。1930年代の帝国主義日本で弾圧をうけた共産党活動家の細胞を描く素晴らしい小説だ。

「蟹工船」がスペインで1万人以上の読者を獲得するという売れ行きを見せ、好評を博するという成功を受けて、アティコ書店はスペイン市民がその直截さ、情熱を文学的に高い質を持ったものと理解し、評価し得た作者・小林多喜二の作を再び世に問う。『同志』(「党生活者」)だ。この作品で多喜二は読者たちに過酷な生の現実を示す。

多喜二はこの作品を執筆直後警察の手によって虐殺されるまで終生日本共産党員であった。日本プロレタリア文学の極北とされるこの小説は、軍需産業の工場に潜入する党の秘密細胞メンバーの困難な活動を初めて文学化したものである。特高警察に発覚する恐怖、個人の犠牲、オルグの困難さ、生活をささえるパートナーの拘留、警察の攻撃、そしてなにより権力の大きな構造への疎外が、半世紀を経てなおみずみずしくその雰囲気を現出するような、多喜二持ち前の冷静スタイルで述べられている。

Prof. Shima's Life and Opinion Shima教授の生活と意見。
http://blog.livedoor.jp/insectshima/archives/52248329.html.