(続き)

*人事考課制度は、企業では明らかに崩壊しています。今更、導入してどんな成果が期待できるというのですか。教育の崩壊が待っているだけですよ。成果主義ではなくて、プロセスを見て評価するなんて不可能なことですよ。今こそ、教職員が協力して、お互いに教えあっていくことの方が教育力を高めていくことは明らかです。

組:改善するって事は、不備状態から始めるんですか?
教:不備とは思っていませんよ。
組:完璧な状態からスタートするんですね?
教:完璧とも言いません。ただし、かなり精度が確立された状態だと思っています。
組:運用で誤ったらそういうケースもありますよね?
教:運用しながら、新たな問題も起こってくるケースがありますよね?それに対しては適切な対応をしていきますし、改善もしていきます。
組:管理職が評価者になるんですよね?教頭も評価者になるんですけども、そこでね、今の管理職というのは、労基法34条さえも守れていない校長がいるのですけども、そちらも休憩時間が守られていないという認識が出来ていると思うんですが。労基法34条を守っていない校長が評価者になるのが妥当なのか?どうか。それを聞きたいのですが。
教:守っていない校長が何処の校長か分かったら教えてください。
組:じゃぁそれに対してどうするんですか?119条を使って処分をするんですか?
教:いやいや、処分は致しません。
組:何で処分してくれないんですか?
教:教職員の休憩が確保され、適切な勤務が出来るよう教育事務所を通じて指導します。
組:それでも出来ない場合は評価者として相応しくないですよね?
教:おっしゃる事はわかるんだけども、そういう問題は答えられない。
組:そういう問題は答えられないんですか?千葉県は。
教:私も学校の校長をやっていましたけど、ノー残業DAYを水曜日にして、
校長としては毎日帰って欲しいんですよ。ですけども、勤務時間内に終わらないという事があるんですよ。
組:それは校長の責任じゃないんですか?誰の責任なんですか?
教:それは本人ですよ。
組:7時間45分を超えて仕事をするのは本人のせい。
教:私がいってるのはこういう事です。勘違いしないで下さいよ。もっと教材研究をしっかりやりたいとか、明日の教材の準備をしたいとかといって残る場合があるんですよ。そういう事です。
組:それは勤務ですよね?それは仕事に必要ですからですよね?
教:そこまでやらなくていいんじゃないの?これで代用できないんですか?
組:誰がいうの?
教:教頭や校長ですよ。
組:いうんですか?本当に。
教:私だったら言っているんです。だから、そんなに1時間も2時間も超過勤務をしないように指導してきましたよ。
組:そちらの学校では超過勤務は殆ど無いと?
教:それでもあります。
組:まとめに入ります。
教:その前に一言いいですか、相互評価を持ち帰っても上司に言っても、そんなものはやる必要ないと、そういう回答される。
組:上司って誰ですか?
教:課長です、名前は渡邊 茂通です。
*渡邊さんは、意思疎通がしっかりできている部下を持てて幸せですね。相互評価が必要ないというならきちんと理由を聞かせてください。もし、石田さんの言う通りなら、その理由を直接聞きに行きたいと思います。待っていてください。

組:ではまとめになります。
組:大事な発言だけ確認させて下さい。
組:法改正や文科省からの通知は学校への連絡が無いという事がない、必ず出張所(教育事務所)、市教委、校長を通して、基本的には一般職員に降りているはずである。
教:今回の業績評価についても一般教員に周知徹底させる。そのためにダイジェスト版を作る。教職員課のHPにアクセスしてダウンロードできるようにしますから。
組:それをもってきちんと指導するように伝えるように指示をだす
教:勿論だしますよ
組:まだ、この制度に関しては課題が挙げられているように、確かにあると。特に、公正性、公平性に関しては重要な所なんですけども、そこにも問題がある。ただ、完璧とは言わないまでも、制度としては、ちゃんとと確立しているという事で。
組:その根拠としては、今までの研修によって、評価力が向上してきている。
さらに、来年度についても、まだ不十分ということで、コーチング手法ということですか、新任の校長、教頭に対して本格実施というと、人事や給与のように処遇に反映する事をさす。
今回はそれには繋がらない。ただし、来年度から業績評価を実施する事については、幹部しか知らなかったと。20年度の時にそういう工程やりましょうと確認しあった。
県教委が実施する、評価者研修会については、参加、見ていただくことは可能であり、連絡して頂ける。他の職員団体にも連絡します。委員長さんに、夏でもいいし、年度末でもいいから、見学にきてください。処遇に繋がる本格実施については、国の公務員制度改革がトーンダウンしていると、どうなるかわからないし、そういう事をみていく、千葉県では幹部の給与に反映されていると、どんどん落ちていくかも分からない。それから、他県の状況や近県の状況を見て、考え、慎重に検討をしていく。
業績評価の失敗に関する責任は誰がとるかというと、最終的には教育長であると。
教:じゃないかと私は思う…?
組:前は「じゃないか?」とは言ってない。はっきりと教育長といっていた。
組:相互評価については、後日報告して頂く。
組:職員の勤務管理をきちんとしていない校長にはどんどん指導していく。
教育事務所を通して指導して、もしそういう事例があれば、どんどんいって頂ければ。石田さんに電話すればいいんですね?
教:はい。

* 千葉県教育庁・教育振興部・教職員課・管理室の石田勝己主任管理主事の電話番号は、
043-223-4063です。

教師を30年以上勤めていますが、勤務時間を守れた管理職に出会ったことはありません。勤務時間を守れない管理職については、その度に石田さんに連絡するようにします。指導を宜しくお願いします。

千葉学校労働者合同組合 HP
http://www.mdn.ne.jp/~ggk/parts/news.htm

(1)http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/18830990.html
(2) http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/18830974.html
(3) http://blogs.yahoo.co.jp/jrfs20040729/18830953.html