《土肥支援ニュース》

 あけまして、おめでとうございます。   どひのぶお

 2009年6月の裁判開始以来、ご支援いただきありがとうございます。
 昨年は私にとって、とても充実した年になりました。
 何と言っても、昨年の4月から非常勤講師として法政大学と立正大学で、「教職入門」等を若い学生に教えることが出来るのは最大の喜びです。私の34年間の教育実践を全て教えています。学生達も、現場の教育実践についてはあまり聞く機会がないらしく、とても熱心に聴いてくれます。若い人達にこそ、教育現場での言論の自由が、最終的には生徒の幸せに繋がることを認識してもらいたいと思っています。私も学生とのコミュニケーションを通じ、若いエネルギーをたくさんもらい、ますます元気にしています。

 また、昨年は、北は北海道から南は福岡まで、全国から講演依頼があり、26回もの講演を行いました。講演を行うごとに支援の輪が広がり、心強い限りです。特に地方の教員の皆さんからは、東京都の教育の影響を受けるため、何とか都教委の暴走を止めて欲しいという思いがひしひしと伝わってきます。そのためにもこの裁判は絶対に負けられないという思いを強く持ちました。


 その裁判ですが、生徒・保護者から私を支援する陳述書が125通も集まり、弁護士も驚いています。9月2日の第8回口頭弁論で書類のやり取りは全て終わり、いよいよ証人尋問に入ります。
 誰を証人として尋問するかを裁判長と被告(都教委)と協議した結果、都教委側の証人7人と決まりました。今までの書類のやり取りとは違い、反対尋問で都教委の言論弾圧の実態と、都教委の嘘を全て明らかにしたいと思っています。時間があれば、是非傍聴においで下さい。とても迫力ある反対尋問になると思います。

 なお、私(原告)側の証人として申請した9人(生徒、保護者、同僚、元校長、教員、学者等)の証人について、都教委は全ての証人に対して反対尋問をしないと回答しました。このため、9人の証人の書いた陳述書は証拠として採用されることになり、証人尋問は行わないことになりました。

 3月17日(木) 午前10時より全日 東京地裁527(予定)号法廷
  ・小山氏 中部センター副参事(当時)
  ・加藤氏 学務部課長
  ・守屋氏 指導部高等学校教育指導課

 3月24日(木) 午前9時50分より全日 東京地裁527(予定)号法廷
  ・園田氏 人事部選考課長
  ・増田氏 指導部指導主事(面接官)
  ・田中氏 人事部職員課長
  ・古川氏 都立学校教育部課長

 4月7日(木)午後より、尋問時間2時間30分 東京地裁527(予定)号法廷
  ・本人尋問 土肥

 まだ場所、時間等は未確定なところもありますので、後日お知らせ致します。
 2月上旬には七つ森書館より「それは、密告からはじまった ―校長 VS 東京都教育委員会―」という刺激的な題名の本が出版されます。現職中の私に対する都教委の言論弾圧や、今までの裁判での都教委の嘘については絶対に許すことが出来ません。怒りを込めて書き上げました。この本を読んで、都教委の横暴さを、是非確認していただきたいと思います。
 今年はいよいよ判決の年です。最高の年にしたいと思いますので、引き続き皆さんのご支援、ご協力をお願い致します。
 新しいホームページも出来ましたのでご覧下さい。

土肥 信雄

   新しいホームページができました
   『土肥元校長の裁判を支援する会』
    http://www.dohi-shien.com

≪パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
 今、教育が民主主義が危ない!!
 東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫