区費職員の処遇に焦点
杉並区教育委員会はこのほど、区立小学校の独自の教員採用を11年度で停止し、その養成を担ってきた任意団体「杉並師範館」との連携協定を解消する方針を決定した。
区教委は1日開催の区議会文教委員会で、すでに採用している教員への対応を含めて報告した。方針内容は、区教委と師範館側が協議した「杉並師範館のあり方検討委員会」で10月末に合意。現在養成している5期生を最後の採用とし、師範館はその後に解散する。
5期生を含めた約120人の独自採用教員(区費職員)の今後は、区教委と師範館の現理事、教授陣による「(仮称)杉並師範館卒塾生人材育成等懇談会」を立ち上げ、当面の継続的な養成などにあたる。
区費職員の人事・任用制度は従来、「都費職員と同等とする」としており、区教委は将来的には区費職員が中堅を担うことなどを視野にλれる必要性を指摘。現状では、都費職員向けのリーダー人材の育成講習などが受講できないといい、「都教委と協議して改善したい」との考えを示した。
このほかにも、校長職は現行の制度では都費職員に限られるなどの課題を報告。区費職員の人事に関する都区間の調整が必要との認識を示した。
区議からは、今回の決定を受けて、卒塾生の反応に関する質問があった。
区教委は「一部で当初、処遇を不安視する声があったが、安心してもらえた」と説明した。
他に将来的な中学校での区費職員の育成・採用なども含め、都費職員との統合化や財政負担について、意見があった。
『都政新報』(2010/12/3)
≪パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
今、教育が民主主義が危ない!!
東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫
杉並区教育委員会はこのほど、区立小学校の独自の教員採用を11年度で停止し、その養成を担ってきた任意団体「杉並師範館」との連携協定を解消する方針を決定した。
区教委は1日開催の区議会文教委員会で、すでに採用している教員への対応を含めて報告した。方針内容は、区教委と師範館側が協議した「杉並師範館のあり方検討委員会」で10月末に合意。現在養成している5期生を最後の採用とし、師範館はその後に解散する。
5期生を含めた約120人の独自採用教員(区費職員)の今後は、区教委と師範館の現理事、教授陣による「(仮称)杉並師範館卒塾生人材育成等懇談会」を立ち上げ、当面の継続的な養成などにあたる。
区費職員の人事・任用制度は従来、「都費職員と同等とする」としており、区教委は将来的には区費職員が中堅を担うことなどを視野にλれる必要性を指摘。現状では、都費職員向けのリーダー人材の育成講習などが受講できないといい、「都教委と協議して改善したい」との考えを示した。
このほかにも、校長職は現行の制度では都費職員に限られるなどの課題を報告。区費職員の人事に関する都区間の調整が必要との認識を示した。
区議からは、今回の決定を受けて、卒塾生の反応に関する質問があった。
区教委は「一部で当初、処遇を不安視する声があったが、安心してもらえた」と説明した。
他に将来的な中学校での区費職員の育成・採用なども含め、都費職員との統合化や財政負担について、意見があった。
『都政新報』(2010/12/3)
≪パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
今、教育が民主主義が危ない!!
東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫