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 ☆ 獄中44年・袴田巌死刑囚に再審無罪を!

  袴田巖さんの手紙

 ☆ 息子よ

息子よ。どうか直く清く勇気ある人間に育つように。
そして、お前の友達からお前のお父さんはどうしているのだと
聞かれたら、こう答えるが良い。
僕の父は不当な鉄鎖と対決しているのだ。
息子よ、お前が正しい事に力を注ぎ、
苦労の多く冷たい社会を反面教師として
生きていれば、遠くない将来にきっとチャンは、
懐かしいお前の所に健康な姿で帰っていくであろう。
そして必ず証明してあげよう。
お前のチャソは決して人を殺していないし、
一番それをよく知っているのが警察であって、
一番申し訳なく思っているのが、裁判官であることを。
チャンはこの鉄鎖を断ち切って
お前のいる所に帰っていくよ。

1983(昭和58)年2月の日記より



 ☆ 母よ

お母さん
僕の憎い奴は、
僕を正常でない状態にして犯人に
作り上げようとした奴です。
神様
僕は犯人ではありません。
僕は毎日叫んでいます。
ここ静岡の風にのって世間の人々の
耳に届くことをただひたすらに祈って僕は叫ぷ。
お母さん
人生とは七転び八起きとか申します。
最後に笑う人が勝つとか申します。
又、皆さんとで
笑って話すときが絶対きます。

1967(昭和42)年2月 母への手紙より

 母に、また幼き息子に、そして長い年月、弟の無実を信じ支援活動の中心になってきた兄や姉たちに向けて、袴田さんは多くの手紙を出し続けてきました。
 手紙には、残忍な犯罪を連想させるような身勝手な論理や言葉は全く見られず、むしろ自身が苦境におかれながらも、家族、親族をいたわり心配をかけまいとする優しい心情があらゆるところに表れています。


(1966年自白させるまで連日平均12時間の取り調べ)

 袴田さんは初公判以来、一貫して無実を訴えてきましたが、40年以上独房に収容されて、人生の大半を奪われ今日に至っています。
 一日も早く袴田さんを自由の身に!

『袴田巌さんの再審を求める会』
http://hakamada-saishin.org/

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