◆ 大江戸線・スカイツリー
(虎の門病院)元精神科部長 栗原雅直
6月末、珍しく体調を崩し、2日ばかり家でボヤボヤしていた。どうもその前から疲れる感じが強かったのだが、少々働きすぎは自覚していた。ふつう私位の年齢になれば、半分位はご隠居さん暮らしで、週に4、5単位も仕事をしていれぼ上等というのが相場だと思う。
私の場合、外来を週に4回やっているが、そのほかいろんな企業の顧問をして、平均して半日6単位は働いている。そこに白血病になった先輩から頼まれて、そこで週に2回の外来をするようになったから、結局半日8回働くことになってしまった。どうも過重労働で疲れる感じが珍しく続いたのであった。
外来患者がいくら多くても、私は平気である。例えば虎の門病院の外来では、半日に30人位患者の予約があっても、11時半にはあらかた仕事が済んでしまう。11時半に昼飯に行ったら早すぎないだろうかと、外聞を慮っていつも悩んでいる。
だが、今回のスケジュール変更で一番辛かったことは、日比谷滝村クリニックで患者の外来の合間に近所で買ってきた弁当を食べ、都営地下鉄に飛び乗って東新宿のクリニックまで移動することがどうもしんどく感じられたことであった。
シルバーパスを使うから、その間の移動はただ。タクシーを使うと3千円弱かかるが、決して移動時間は短縮されない。読みかけの本を読もうとしても、まったく読む気になれず、早く電車が目的駅に着かないかとイライラする。
大江戸線の環境が悪い点は有名だが、それは車両が狭いとか照明が暗いとか、振動するとかメカニックな点ばかりが強調されている。しかし私はいろんな薬がどれほど効くかについては、ほとんど定量的に判断できるほど正確に反応する身体の持ち主のつもりなのである。
私の身体が教えるところによると、同じ都営地下鉄でも、浅草線ではトラブルは感ぜず、新宿線、三田線もまあまあ。だが大江戸線になると乗っているうちに疲れていやになる感じがだんだんにしてくるのである。
これは電磁波の量が関係していると、私は推理した。ネット検索してみたところ、「鉄輪式リニアモーター地下鉄」という方式だそうだ。
新幹線に乗ったときも『ひかり』は疲れながらも何とか乗れるが、『のぞみ』は乗った後、ぐったり疲れてしまう。振動もあるだろうが、床板を薄くして車体を軽くし、スピードを出す結果、電磁波の量が増えることが、疲労感の原因なのだろうと、私は推理している。
電磁波といえばプリウスに乗ると音がないのはいいとして、奇妙に疲れるといった話も聞いた。ガソリンが節約できるので、私はハイブリッドカーは優れ物と思っているが、仮にその際かなりの量出される電磁波が健康被害を与えるのだとしたら、無条件な礼讃は考え直さねばならない。
川端康成氏の自殺も、主治医の私は「電気毛布の使用による電磁波被曝」のためと診断している。
電磁波を浴び続けると、免疫力も低下するし、唾眠の昼夜逆転現象などが起こり、頭の働きがおかしくなるのだ。
だから私は下町に建設中の東京スカイツリーについても、無条件に礼讃する立場を取れない。電磁波が大量に出されることによって、周辺住民に白血病が増えないか、メンタルにおかしくなる人が増えないかと疑われるのである。
同様にいまだに発足していないリニアモーターカーなども、本来は「仕分け」の対象ものと思っている。
日本はメリットだけを謳って、デメリットには目をつぶるといった文化である。これは外部につけをまわすことである。
だが、地球がこれだけ狭くなってくると、内部と外部との境などなくなってしまうのである。
結論を繰り返せば、*都営の大江戸線、新幹線の『のぞみ』、プリウス、東京スカイツリー、リニアモーターカーなどはペケ。
これはもちろん私の独断と偏見に基づくものであるが、いずれも電磁波被曝に関係している。
「とらのもん」85号2010年8月
『電磁波研会報』(№66 2010/9/26 )
電磁波問題市民研究会
http://www.jca.apc.org/tcsse/index-j.html
≪パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
今、教育が民主主義が危ない!!
東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫
(虎の門病院)元精神科部長 栗原雅直
6月末、珍しく体調を崩し、2日ばかり家でボヤボヤしていた。どうもその前から疲れる感じが強かったのだが、少々働きすぎは自覚していた。ふつう私位の年齢になれば、半分位はご隠居さん暮らしで、週に4、5単位も仕事をしていれぼ上等というのが相場だと思う。
私の場合、外来を週に4回やっているが、そのほかいろんな企業の顧問をして、平均して半日6単位は働いている。そこに白血病になった先輩から頼まれて、そこで週に2回の外来をするようになったから、結局半日8回働くことになってしまった。どうも過重労働で疲れる感じが珍しく続いたのであった。
外来患者がいくら多くても、私は平気である。例えば虎の門病院の外来では、半日に30人位患者の予約があっても、11時半にはあらかた仕事が済んでしまう。11時半に昼飯に行ったら早すぎないだろうかと、外聞を慮っていつも悩んでいる。
だが、今回のスケジュール変更で一番辛かったことは、日比谷滝村クリニックで患者の外来の合間に近所で買ってきた弁当を食べ、都営地下鉄に飛び乗って東新宿のクリニックまで移動することがどうもしんどく感じられたことであった。
シルバーパスを使うから、その間の移動はただ。タクシーを使うと3千円弱かかるが、決して移動時間は短縮されない。読みかけの本を読もうとしても、まったく読む気になれず、早く電車が目的駅に着かないかとイライラする。
大江戸線の環境が悪い点は有名だが、それは車両が狭いとか照明が暗いとか、振動するとかメカニックな点ばかりが強調されている。しかし私はいろんな薬がどれほど効くかについては、ほとんど定量的に判断できるほど正確に反応する身体の持ち主のつもりなのである。
私の身体が教えるところによると、同じ都営地下鉄でも、浅草線ではトラブルは感ぜず、新宿線、三田線もまあまあ。だが大江戸線になると乗っているうちに疲れていやになる感じがだんだんにしてくるのである。
これは電磁波の量が関係していると、私は推理した。ネット検索してみたところ、「鉄輪式リニアモーター地下鉄」という方式だそうだ。
新幹線に乗ったときも『ひかり』は疲れながらも何とか乗れるが、『のぞみ』は乗った後、ぐったり疲れてしまう。振動もあるだろうが、床板を薄くして車体を軽くし、スピードを出す結果、電磁波の量が増えることが、疲労感の原因なのだろうと、私は推理している。
電磁波といえばプリウスに乗ると音がないのはいいとして、奇妙に疲れるといった話も聞いた。ガソリンが節約できるので、私はハイブリッドカーは優れ物と思っているが、仮にその際かなりの量出される電磁波が健康被害を与えるのだとしたら、無条件な礼讃は考え直さねばならない。
川端康成氏の自殺も、主治医の私は「電気毛布の使用による電磁波被曝」のためと診断している。
電磁波を浴び続けると、免疫力も低下するし、唾眠の昼夜逆転現象などが起こり、頭の働きがおかしくなるのだ。
だから私は下町に建設中の東京スカイツリーについても、無条件に礼讃する立場を取れない。電磁波が大量に出されることによって、周辺住民に白血病が増えないか、メンタルにおかしくなる人が増えないかと疑われるのである。
同様にいまだに発足していないリニアモーターカーなども、本来は「仕分け」の対象ものと思っている。
日本はメリットだけを謳って、デメリットには目をつぶるといった文化である。これは外部につけをまわすことである。
だが、地球がこれだけ狭くなってくると、内部と外部との境などなくなってしまうのである。
結論を繰り返せば、*都営の大江戸線、新幹線の『のぞみ』、プリウス、東京スカイツリー、リニアモーターカーなどはペケ。
これはもちろん私の独断と偏見に基づくものであるが、いずれも電磁波被曝に関係している。
「とらのもん」85号2010年8月
『電磁波研会報』(№66 2010/9/26 )
電磁波問題市民研究会
http://www.jca.apc.org/tcsse/index-j.html
≪パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
今、教育が民主主義が危ない!!
東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫