鹿児島県阿久根市の竹原信一市長の解職請求(リコール)運動を展開する「阿久根市長リコール委員会」(川原慎一委員長)は15日、解職の賛否を問う住民投票実施を求める1万364人分の署名簿を市選管に提出した。署名数は有権者1万9936人(2日現在)の半数を超え、住民投票に必要な有権者の3分の1を大幅に上回った。市選管の審査を経て有効数が確定すれば、11月中にも住民投票が実施される。
川原委員長は署名簿提出後「勇気を持って署名してくれた市民の方々に感謝するばかり。身を引き締め、住民投票と市長解職に向けて、努力したい」と報道陣に語った。
市選管は20日以内に、署名簿の縦覧(公開)と異議申し出の受け付けを経て署名数を確定。有効署名が有権者数(2日現在1万9936人)の3分の1に当たる6646人以上ならば住民投票実施が決まるが、署名数がこれを超えるのは確実とみられる。
住民投票で有効投票の過半数が解職に賛成すれば、竹原市長は失職し、住民投票から50日以内に出直し市長選となる。竹原市長は既に出馬の意向を表明している。
リコール委員会は20~40代の若手自営業者らで構成。8月16日に「竹原市長は司法判断を無視し、議会招集を拒否して専決処分を乱発しており、三権分立と議会制民主主義を完全に否定した独裁」などとしてリコール手続きを開始し、10日までに受任者506人が署名を集めた。受任者の一人で同市大川、林業、若松成人さん(74)は「早く竹原市長を失職させ、出直し選で新市長が当選してほしい」と語った。
一方、専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏は報道陣に「1万超は予想しておらず、多くの方から厳しいご意見を頂いたと感じている」と述べる一方「1人で3回書いたり市外の人が署名した例もあった、との声も聞いている」とも主張した。【福岡静哉、馬場茂】
毎日新聞 夕刊 9月15日
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川原委員長は署名簿提出後「勇気を持って署名してくれた市民の方々に感謝するばかり。身を引き締め、住民投票と市長解職に向けて、努力したい」と報道陣に語った。
市選管は20日以内に、署名簿の縦覧(公開)と異議申し出の受け付けを経て署名数を確定。有効署名が有権者数(2日現在1万9936人)の3分の1に当たる6646人以上ならば住民投票実施が決まるが、署名数がこれを超えるのは確実とみられる。
住民投票で有効投票の過半数が解職に賛成すれば、竹原市長は失職し、住民投票から50日以内に出直し市長選となる。竹原市長は既に出馬の意向を表明している。
リコール委員会は20~40代の若手自営業者らで構成。8月16日に「竹原市長は司法判断を無視し、議会招集を拒否して専決処分を乱発しており、三権分立と議会制民主主義を完全に否定した独裁」などとしてリコール手続きを開始し、10日までに受任者506人が署名を集めた。受任者の一人で同市大川、林業、若松成人さん(74)は「早く竹原市長を失職させ、出直し選で新市長が当選してほしい」と語った。
一方、専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏は報道陣に「1万超は予想しておらず、多くの方から厳しいご意見を頂いたと感じている」と述べる一方「1人で3回書いたり市外の人が署名した例もあった、との声も聞いている」とも主張した。【福岡静哉、馬場茂】
毎日新聞 夕刊 9月15日
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