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24市町村当選者の内訳(クリックで拡大)

 2010年統一地方選挙は12日、5市6町14村の議会議員選挙と大宜味、伊是名の2村長選挙の投票が一斉に実施された。13日開票の竹富町を除き即日開票され、13日午前2時半までに全議席となる361議席が決まった。当選者のうち新人が26・3%を占め、前回選挙よりも5・1ポイント増えた。女性は5人増加の26人。割合で1・6ポイント増加の7・2%に躍進。市長選挙の前哨戦にも位置付けられた宜野湾市議選は野党が過半数となった。25市町村の有権者数に対する投票者の割合は63・52%で、前回より3・08ポイント下がった。大宜味村長選は現職の島袋義久氏(72)、伊是名村長選は現職の前田政義氏(66)がそれぞれ3期目の当選を果たした。

 当選者内訳は現職250人で前回の277人よりも減少した。新人は95人が当選。前職14人、元職2人。新人の全立候補者146人のうち、65%が当選。現職は361人のうち約7割が当選した。

 年代別では50代が最多の38・5%。60代が38・0%で、50代以上が75%以上を占めている。40代は14・4%、30代が6・6%。70代が1・7%。20代は0・8%で前回より1人増の3人が当選、最年少は25歳だった。国頭村では初の女性議員が誕生した。

 所属別では、無所属が最多の310人。公明と共産が16人、社民が6人、自民が5人、民主とそうぞうが4人。投票率は17市町村で前回を下回った。

 12日投票の統一地方選挙は前回よりも11減となった総定数373(竹富町含む)に対し、454人が立候補。競争率1・21倍の少数激戦だった。13日午前2時半までに全議席が確定した。

 地方選は5日投開票の粟国、無投票当選となった北大東、渡名喜の3村議選挙を含め、これまでに475が立候補して争われた。今後、うるま市議選が19日告示、26日投開票を迎える。


県内政局は11月の県知事選挙と伊波洋一宜野湾市長の県知事選に伴う同市長選に向け、一気に加速する。

琉球新報 2010年9月13日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-167537-storytopic-124.html