≪パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
 今、教育が民主主義が危ない!!
東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫
 
 今発売中のビジネス誌『プレジデント』が、「働きがいのある会社」特集をしている。
 従業員への直接のアンケートではなく、「人事関係者・人材会社」が外から判定しているものであるから、社内の雰囲気はまた別かもしれないが、なるほどと思わせるものがある。
 「教育界はビジネス界から学べ」とよく言われるが、教員にとって何か見えてくるものがあるだろうか。
 「都立高」を同じ指標で評価したらどんな結果になるか。特定イデオロギーに染め上げられた今の都教委に管理される都立高と、かつての自由で相互の信頼感で結びついていた都立高とを比べたら、どちらが「働きがい」がある職場か、考え込んでしまった。

 「働きがい」の指標は、次の7つだと言う。
 (1) 働く人が、仕事に達成感を感じて、活き活きと働いている。
 (2) 働く人が、人材として成長する機会が与えられ、そのことを喜びと感じている。
 (3) 働く人が連帯感を持ち、お互いに協力する雰囲気が強い。
 (4) 経営陣が信頼されており、組織へのコミットメントが高い。
 (5) 働く人が自分の仕事にプライドを持って働いている。
 (6) 働く人が将来に対して希望を持って働いている。
 (7) 多様な人材が登用され、そこから活気が生まれている。
 この指標を当てはめて、上位にランキングされた企業は以下の通りだ。

 人事のプロ240人が選ぶ ★ 働きがいのある企業
 《総合ランキング》 2位に2倍以上の差をつけたグーグルが圧勝!


①グーグル 従業員数非公開
 2位の約2倍の票を集めた。支持者の6割が「多様な人材が登用され、そこから活気が生まれている」と回答
②ホンダ 従業員数181,876人
 最も多かった理由は、約7割が回答した「働く人が、仕事に達成感を感じて、活き活きと働いている」。
③P&Gジャパン 従業員数約4,500人
 支持者の6割が「働く人が、人材として成長する機会が与えられ、そのことを喜びと感じている」と回答。
④ファーストリテイリング 従業員数11,037人
 P&Gと同じく、最多の理由は「働く人が、人材として成長する機会~」(支持者の約8割が同答)。
⑤パナソニック 従業員数292,250人
 同社を選んだ人の約4割が「働く人が連帯感をもち、お互いに協力する雰囲気が強い」と回答。
⑥オリエンタルランド 従業員数4,115人
 最も多かった理由は、「働く人が、仕事に達成感を感じて、活き活きと働いている」(約7割が回答)。
⑦リクルート 従業員数6,839人
 支持者のすべてが「働く人が、仕事に達成感~」、約8割が「働く人が、人材として成長する機会~」と回答。
⑧三菱商事 従業員数60,039人
 最も多かった理由は、支持者の約7割が回答した「働く人が自分の仕事にプライドをもって働いている」。
⑨マイクロソフト 従業員数2,383人
 三菱商事と同じく、「働く人が自分の仕事にプライドを~」が最多の理由(約6割が回答)。
⑩ゴールドマン・サックス証券 従業員数約1,000人
 最も多かった理由は、「多様な人材が登用され、そこから活気が生まれている」(約6割が回答)。

【調査概要】 日本CHO協会に登録する人事関係者、人材会社関係者約1800人を対象に調査を実施。期間は2010年3月12~19日。有効回答者数は241人,回答者は各業種ごとに、業績などを基に選出した企業の中から1社とその理由(P28で守島氏が掲げた理由、複数選択可)を選択。さらに、各業種で選択した企業の中から最も働きがいのある企業1社を選択した。表はその結果を集計したもの。

 『PRESIDENT』(2010.5.3【なぜあなたの会社は働きがいがないか】)

 引き続き次回は、最高評価の「グーグル」の特徴と、教育界の特徴とを引き比べてみたい。