取調べの可視化を含む刑事訴訟法改正案は、既に参議院で二度も可決されており、足利事件などのえん罪事件の発覚によって、取調べの可視化の必要性が改めて注目されております。

足利事件で釈放された菅家利和氏の再審公判では、2010年1月21日・22日の期日において、捜査段階の地検の一部取調べ録音テープの再生が予定されております。テープの再生は、当時の捜査段階の真実を明らかにするとともに、改めて取調べの可視化の必要性を示す貴重な機会となります。

そこで、菅家利和氏と再審公判を担当する弁護人を招いて、テープの再生を踏まえた足利事件の問題点について報告・分析するとともに、布川事件などのえん罪事件の関係者による報告を通じて、改めて取調べの可視化の必要性について考え、実現を訴えるための集会を開催いたします。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日時 2010年1月27日(水)18:00~20:00
               (開場17:30)

場所 弁護士会館 2階講堂クレオBC
(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)(会場地図)

参加費等 参加費無料
※どなたでも参加できます。事前申込み不要。

プログラム(予定)

1 録音テープが語る足利事件の取調べの実態
        菅家利和 氏  佐藤博史 氏 (足利事件弁護人)
        浜田寿美男 氏(奈良女子大学教授)

2 緊急報告!布川事件再審決定!! 
   桜井昌司 氏  杉山卓男 氏  井浦謙二 氏(布川事件弁護人)

  このほか、えん罪被害者の方々からご報告いただく予定です。
  川畑幸夫 氏・藤山忠 氏(志布志事件)
  柳原浩 氏(富山・氷見事件)

 主催 日本弁護士連合会

 問合せ先 日本弁護士連合会 法制部法制第二課

 TEL:03-3580-9852/FAX:03-3580-9920