アフガニスタン駐留英兵の帰還を求めるデモと集会が24日、ロンドンで行われました。戦争阻止連合などが呼びかけ、主催者発表で1万人が参加。

アフガン従軍英兵ジョー・グレトン上等兵がデモの先頭を行進。
イラクで戦死した英兵の遺族ピーター・ブライアリー氏も参加しデモの先頭に。同氏は、今月9日、ロンドンのセントポール大聖堂で催されたイラク戦没者追悼式典後の面会で、ブレア首相の握手の申し出に対し「あなたの手には息子の血がついている」とのべて拒否。

ニュース専門テレビが、「2001年のアフガン侵攻以来、、反戦デモを先導した初めての兵士だ。アフガンへの再従軍を拒否して軍法会議にかけられており、反戦活動への参加で容疑を重ねた」と伝えました。

グレントン上等兵は集会で「私が皆さんと一緒にいるのは、アフガンで大きな誤りが犯されていると思うからだ。私は誤りを止める法的義務と道徳的義務があると思う」と語り、大声援を受けました。

英軍はアフガン南部に9千人が駐留。ブラウン英首相は最近500人の増派を発表。これまで英兵222人がアフガンで戦死しました。