インド洋に浮かぶ島しょ国モルディブで17日、地球温暖化による海面上昇に警鐘を鳴らすため、ウエットスーツ姿の閣僚らによる「海中閣議」が開かれました。
同国は国連の予測で、2100年までに居住地域が水没するとされています。

 テレビの中継の中、正副大統領と閣僚が深さ6メートルまで潜水。温室効果ガス削減に向けた国際努力を求める決議に防水ペンで署名しました。

 閣議後、ナシード大統領は、12月にコペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP)で「(地球上の)全員の生存を確保するよう問題を取り上げるべきだ」と訴えました。