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 得票5割で7割の議席=前回の自民と逆転-民主【09衆院選】

 衆院選の300小選挙区で、民主党は得票率47.4%で221議席を確保した。議席占有率は73.7%。これに対し、自民党は得票率38.6%で64議席しか獲得できず、議席占有率も21.3%にとどまった。得票率の差以上に議席数に開きが生じやすい小選挙区制の特性が明確に出たと言えそうだ。
 前回2005年の郵政選挙では、民主党が36.4%の得票率で52議席だったのに対し、自民党は47.8%で219議席を得ており、今回、両党の立場がそっくり入れ替わった形だ。
 公明、共産両党の得票率は、それぞれ1.1%、4.2%だったが、いずれも議席はゼロ。また社民党は1.9%、国民新党は1.0%で、3議席ずつを獲得した。みんなの党は0.8%で2議席、新党日本は0.3%で1議席を得た。
 一方、比例代表の得票数は、民主党42.4%、自民党26.7%。対する議席占有率は、それぞれ48.3%、30.6%で、小選挙区ほど差は開かなかった。(2009/08/31-17:32)