<パワー・トゥ・ザ・ピープル!!より>

<転送歓迎>(重複ご容赦)
「都教委包囲首都圏ネットワーク」 ・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。

 「8・28都教委包囲アクション」はいよいよ本日になりました。

 昨日(8月27日)、東京教組多摩地区の教研集会に参加してきました。
 集会(100人参加)では派遣村村長の湯浅誠さんの「現代の貧困」という講演がありました。

 景気がよくなっても貧困が深刻化するのが日本社会の現実です。
 (会社は労働者を安く使えば利益が上がり、株価も上がる。要するに「景気」がよくなる)
 その中で労働者の37.8%(若者は48%、女性は52%)が非正規です。
 たとえ「正規」になっても、「名ばかり店長」だったり、「無権利」だったり。行き着く先「過労死」さえもが待っています。
 まさに日本社会は「貧困スパイラル社会」、「すべり台社会」であり、多くの人々が行き着くところは「生活保護」しかないような状態に追いやられています。
 しかも、こうした社会的な現象を「自己責任」にするところから、多くの人々が「自分を責め」、精神的にも追い詰められています。
 しかし、政治は「貧困」を大きな問題にせず、調査さえしていません。
 湯浅さんは、「貧困率」を測定し、貧困の削減目標をださせる必要がある、とも述べました。


 その後の現場からの発言などで、学校現場も同じような状況にあることが話されました。
 非正規教員がすでに約半数にもなっている職場もあります。
 また、非正規教員で「生活保護」を受けている人もいます。
 午前1時に交通事故(相手を死亡させた)を起した女性教員はその時間まで、学校で仕事をしていたとのことです。
 そして、その学校のアラーム記録を見ると、午後11時前にセットされる日の方が少なかったとのことでした。

 私たちが「ノー」と言える労働者、「ノー」と言える教員にならなければ、命さえ守れないようなところに日本社会は来ています。

 明日はそうした*新自由主義的政策を先頭に立って推し進めてきた石原と都教委に対し、目に見える大きな抗議の声を上げたいと思います。

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2009年 『8・28都教委包囲アクション』

 <メインスローガン>
 ○改悪教育基本法の実働化と闘おう!
 ○10・23通達を撤回せよ!通達に基づく処分を撤回せよ!
 ○石原都知事は即刻退陣せよ!
 (スローガン)
 ・教職員の差別・分断を図る主任教諭制撤回!
 ・職員会議での挙手・採決禁止の通知を撤回!
 ・業績評価制度(人事考課制度)廃止!
 ・「君が代」不起立分限処分を許さない!
 ・教員免許更新制度撤廃!

 <日時> 2009年8月28日(金) 15時~18時30分
 <場所>都庁第二庁舎二階玄関前歩道
 <予定>15時~     包囲行動・発言
     16時~     要請行動(参加団体・個人)
     17時30分~ 要請の報告・発言
 <主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク

 参加する団体・個人は<抗議文><要請書><質問書>などをご用意してください。プラカード、ゼッケン、横断幕なども。
 私たちも「新趣向」を考えています。
 よいアイデアがありましたらお寄せください。
 みんなで人権無視、憲法違反の都教委に押しかけましょう。

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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/