アンネの日記 NHK教育 8月3日 午後7時

 これまで何度もドラマ化されたこの日記、今回はイギリスの制作で、全5回。

 1942年、アムステルダム。アンネ・フランク(エリ-・ケンドリック)は、13歳の誕生日に家族

から日記帳を贈られた。

ナチスの迫害で友達とも会えなくなっていた彼女は、架空の親友キティーに語りかけるように日記をつけ

始める。

数週間後、ナチスからの出頭命令が届いた。

一家は父親の会社の屋根裏に身を隠す。

階下に人がいる日中は、会話もトイレの水を流すのもままならない。

緊張だらけの暮らしは家族や同居人たちの神経を次第に苛立たせるが、アンネの救いは日記だった。

争いの絶えない大人たちへの批判や子ども扱いされる不満、同居する少年ペーター(ジェフ・ブルトン)

への揺れる心などをキティーに打ち明けながら、自分を客観視するようになってゆく・・・。

少女の精神的自立の物語でもあるこの作品、ぜひ親子で。

ここに登場する人はほとんどが数年後に抹殺される運命だった。